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パリ五輪高飛び込み銀のトーマス・デーリーが引退…“編み物王子”として日本でも話題に

スポニチアネックス / 2024年8月13日 2時52分

帰国したトーマス・デーリー(AP)

 男子シンクロ高飛び込み英国代表で、パリ五輪では10メートル高飛び込みシンクロで銀メダル獲得のトーマス・デーリー(30)が現役引退を発表したと英BBC放送が報じた。

 デーリーは飛び込み男子で五輪5大会に出場。今大会は10メートル高飛び込みシンクロで銀メダルに輝き、5個目のメダルを獲得。21年東京五輪では同競技で自身初の金メダルを獲得した。

 さらに「編み物王子」としても世界的に知られており、プールサイドで編み物をする姿が日本でも話題に。今大会もエッフェル塔があしらわれた“パリ五輪ニット”を完成させるなど注目を集めた。

 この日、飛び込み英国チームがロンドンに帰国。デーリーは英BBC記者からの取材に対し「自分のスポーツに別れを告げるのはいつもつらいものです。処理しなければならないことがたくさんありますが、今が適切な時期だと思います。今大会はボーナスのように感じました。家族や子供たちの前で競技することができました。旗手を務めることができましたし、死ぬまでにやりたいことリストを達成できたのです」と話し、現役引退することを明かしたという。

 続けて引退後の予定について問われると「家族と一緒にいたい。家族と一緒に時間を過ごし、数日間少しだけ普通の気分になれるのが本当に楽しみだ」と返答。同メディアはデーリーについて「彼は21年の東京五輪で金メダルを獲得するという生涯の目標を達成した後、2年間ダイビングから遠ざかっていた。しかし、現在6歳になる息子が、オリンピックで飛び込みしている姿を見たいと言ったため、プールに戻る決断をした。そして5個目のメダルを手に入れ、五輪史上英国チーム最多のメダル獲得ダイバーとして引退することになった」と説明した。

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