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森永卓郎&康平氏 今後の株価について大激論 康平氏が「再びどかんと落ちることが近々ある」と考える理由

スポニチアネックス / 2024年8月13日 12時50分

森永卓郎氏と長男の森永康平氏。森永康平氏X(@KoheiMorinaga)から

 がん闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)と息子で経済アナリストの森永康平氏(39)が13日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演。株式投資を今後も続けて大丈夫かどうかについて親子で大激論を交わした。

 今月5日に東京株式市場の日経平均株価の前週末比の終値の下げ幅は4451円28銭となり、1987年の米国株式相場の大暴落「ブラックマンデー」翌日に記録した3836円を超え、史上最大となった。ところが翌日の6日は大幅に上昇。前日比3217円04銭高の3万4675円46銭で取引を終えた。

 株価が乱高下しており、株式投資初心者は難しい相場となっている。今後も株式投資を続けていいかどうかについて、康平氏は「(長期投資の投資家は)一喜一憂してはいけない」と主張。卓郎氏は「手じまいするべきだ」と親子で意見が分かれている。

 康平氏は暴落した株価の今後について「相場の世界では二番底という言葉がある。前回みたいにどーんと大きく下がって、今はかなり戻ってきていますけど、この後もう1回どーんと大きい下値をつけにいく可能性があり、それがよく二番底と言われる。確かに二番底になる可能性が今日あった」とした。

 それは「イランとイスラエルの問題」だという。「一部報道ではイランが24時間以内に報復攻撃をするかもしれないという報道が出ている。僕の専門じゃないが、どこまで戦火が拡大するか誰も想像ができない。散々あおっておいて何も起こらないケースもあれば、まさかあの一発の銃弾でこんな規模の戦争になるリスクもある。中東の地政学リスクと、ロシアとウクライナの戦線にも変化がありましたから、こういう政局だけじゃなく地政学のリスクも高まっているのは十分に理解しておいた方がいい。ここから一本調子で元に戻りますという展開はちょっと楽観的すぎる。どこかのタイミングで再びどかんと落ちることは近々あってもおかしくない」と話した。

 それでも長期投資をしていれば上昇相場の中では問題ないとの考えで「1週間とか1カ月の単位で見ればそういう週もあるよねというだけであって、新NISAで長期投資やりましょうという話ですから、長期投資は1日、2日じゃなくて、20年、30年の話をしている。だから僕はオリンピックや甲子園を見ておけと言ったのはそれで、1日1日今日何%上がりました、下がりましたって気にしていたら長期投資なんか無理です」と断言した。

 康平氏は投資初心者に向けて「データを見てみたら、新NISAを始めてから多くの投資家が買っていたと言われる投資信託がかなり売られているというデータが出てきた。やっぱりあの下げを見て耐えられないと思った人がかなりいたみたい。(大暴落で)投資に向いていないからやめるという冷静な判断じゃなく、本当に怖くなっちゃって反射的に売った人が多かった気がする」と長期投資のすすめを説いた。

 すると、株価大暴落論者の卓郎氏は「康平の最大の間違いは右肩上がりでいずれ戻ると思っていることなんですよ」と康平氏の意見を否定。「例えば1989年の大納会から始まった下落は8年10カ月も下がり続けているんですよ。今回もこのバブルがはじけると、10年単位で右肩下がりになる。しかも資本主義が行き詰まっているので、2度と戻らない。つまり無間地獄が待ち受けている」と力説した。

 康平氏は「10年くらい下がったと言いますけど、結局日経平均は今年の7月に4万2000円。(以前の)高値から2000円以上、上がっているわけで。だから上がっている時は上がるんじゃないかな」と反論した。しかし、卓郎氏は「老後資金は今すぐ全面撤退しましょう」と譲らなかった。

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