C大阪MF香川真司が全体練習合流 親交あるサニブラウン五輪激走にねぎらいの言葉

実戦練習でFW上門知樹（右）と対峙するC大阪MF香川真司

　C大阪は13日、大阪・舞洲で練習を公開した。足の筋肉系の不調で別メニュー調整となっていたMF香川真司（35）が全体練習に合流した。

　サブ組が主体の実戦練習でも安定したボールさばきなど軽快な動きを披露。7月24日に行われた古巣ドルトムントとの国際親善試合（ヤンマー）では痛みをおして時間制限付きで出場したこともあって合流が遅れていた。「それは解消しました」と明かした。

　ただ、パフォーマンスとしては「全然できていない。まだまだ、動けていない」と話した。5月11日の神戸戦（ヨドコウ）を最後に、リーグ戦では3カ月間の欠場が続いている。復帰へ向けてはさらにコンディションを上げる必要がありそうだ。小菊昭雄監督（49）は次節・京都戦（ヨドコウ）の翌日に行われるJFL・FCティアモ枚方とのトレーニングマッチでの起用を示唆。終盤の巻き返しへ力になりたい。

　背番号8はパリ五輪陸上男子100メートル準決勝で惜しくも決勝進出を逃したものの、自己ベストの9秒96を出した親交のあるサニブラウン・ハキーム（25＝東レ）にねぎらいの言葉を贈ったことも明かした。「周りが強かっただけで、彼はベストを尽くした。また、彼はここからやるでしょう。いろんなスポーツで世界を目指している選手を見ると素晴らしいな、と」と刺激を受けた様子だった。