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川浦龍生が2度目のタイトル挑戦で悲願のWBO―AP新王者 敗れた大橋哲朗は担架で搬送

スポニチアネックス / 2024年8月13日 23時12分

新王者となった川浦

 ◇プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦  川浦龍生(三迫)《TKO11回2分5秒》大橋哲朗(真正)(2024年8月13日 東京・後楽園ホール)

 WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチが行われ、挑戦者で同級6位の川浦龍生(30=三迫)が王者の大橋哲朗(25=真正)に11回TKO勝ちで新王者に輝いた。

 序盤はガードの隙間からのワンツーや、ボディーへの攻撃で流れをつかんだ川浦だったが、中盤は苦手な接近戦を挑まれ後手に回った。それでも「コツコツ当てていればチャンスは来ると思った」と9回以降は再び流れを引き戻し、11回にロープ際で連打を浴びせレフェリーストップに持ち込んだ。

 2度目のタイトル挑戦で新王者となった川浦は「トレーナーや会長を信じて普段から厳しい練習を乗り越えてきたことが力になった。チャンピオンと呼ばれることも初めてだし、ストップ勝ちも初めて。うれしい」と笑みを広げた。

 同門の先輩で前王者・中川健太(38)のためにも負けられなかった。中川は今年4月のタイトルマッチで大橋に敗れて王座から陥落。昨年6月には中川が返上した日本同級王座決定戦で敗れていた川浦は「2度目のチャンスで獲ることができてよかった。勝ってお返しができたと思う」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 世界挑戦を見据えるが「この内容ではまだまだ。用意された試合を一戦一戦こなして、夢の世界チャンピオンを目指して頑張りたい」と力を込めた。

 王者・大橋哲朗は無念のTKO負けで初防衛に失敗。試合後、意識はあったもののリングから担架で運ばれ搬送された。

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