やり投げ女王・北口榛花 五輪後も欧州居残り「もう3試合ほど」DLファイナルとの2冠狙う

金メダルを手に笑顔の北口（撮影・岡田　丈靖）

　パリ五輪女子やり投げで日本初の金メダルを獲得した北口榛花（26＝JAL）は今後も欧州に残り、25日に行われる最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ（DL）のシレジア大会と、9月13、14日にブリュッセルで行われる、年間女王を決めるDLファイナルに出場する。

　世界選手権とDLファイナルを制した昨年に続き、今季も五輪との2冠を狙う。13日にはSNSを更新し「もう3試合ほどヨーロッパで出る予定です」などと投稿。その後、9月下旬に帰国する流れだ。

　帰国後は疲労などを考慮しながら予定を組む。年内では9月28、29日のアスレチックチャレンジ杯（新潟）に出場の可能性があり、出場すれば凱旋試合となる。来年9月には東京での世界選手権（国立競技場）も待ち「夢の中では投げていた」という歴代5人しかいない70メートル以上の領域を目指す。