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水連の主体性は…パリ五輪低迷で競泳陣に緊急アンケート実施へ 以前から強化体制への批判相次ぐ

スポニチアネックス / 2024年8月14日 4時31分

<パリ五輪・競泳混合400メートルメドレーリレー決勝>競技を終えプールに一礼する池江(撮影・岡田 丈靖)

 日本水泳連盟がパリ五輪で銀メダル1個に低迷した競泳日本代表に緊急アンケートを実施する。目標の金を含む複数メダルを達成できず、金子日出澄専務理事(64)は「何が原因か突き止めたい。コーチ、選手から課題や要望を聴取して精査する。その意見を踏まえてロス五輪に向けた強化プランを組み立てたい」と語った。アンケートやリモート面談で現場の意見を吸い上げる意向だ。

 パリ五輪では3月の代表選考会のタイムを上回ったのは銀メダルを獲得した男子400メートル個人メドレーの松下友之、女子200メートル平泳ぎの鈴木聡美ら数人のみ。結果はメダルなしだった96年アトランタ五輪以来の低水準となった。水連では選考会後、海外遠征や高地合宿など複数の強化プランを提示。各選手が希望する強化を可能な限り提供したが、結果は出なかった。

 ベテランコーチの一人は「リーダーがいない」と現体制への不満を口にする。松下を指導する平井伯昌コーチも「大改革しないと」と、日本水連を含めた体制の見直しが必要と訴えた。本番プールの水深が通常3メートルより浅い2メートル20だと開幕直前に知ったことなど戦う以前の情報戦でも後れを取った。

 昨夏の世界選手権福岡大会は最多40選手を送り込むも銅2個と低迷。選手からも強化体制への批判が相次ぎ、コーチ、選手が緊急ミーティングする事態に発展した。今回は「緊急アンケート」を実施するが、現場、選手任せの感は否めない。00年以降、最少メダル数に終わった「お家芸」の復活にはアンケート結果をどう生かすか、日本水連には主体性が求められる。

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