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トム・クルーズと奇跡の握手!レスリング・日下「金、超えたっす」一転「一気に夢なくなった」現実とは?

スポニチアネックス / 2024年8月14日 4時17分

<パリ五輪 帰国>トム・クルーズと握手した右手を見せる日下尚(撮影・平嶋 理子)

 パリ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルを獲得した日下尚(23=三恵海運)が13日、成田空港に凱旋帰国した。11日の閉会式では米俳優トム・クルーズとの「奇跡の握手」が実現したばかり。搭乗前に取材に応じた日下は「マジで絶頂を迎えたっす。金、超えたっすね」と興奮しっぱなしだった。

 日下によればトイレに行こうとするとスタッフから「ここにいろ、いいことあるから」と足止めされた。しばらくすると場内が暗転。映画「ミッション:インポッシブル」(MIP)のテーマ曲が流れ、上からロープでつるされたクルーズが目の前に降りてきた。映画「トップガン」は5回観賞し、MIPも「めっちゃ好き」と語る男は「(ちょうど)着地のところで(興奮気味に)あーみたいな感じで(握手した)。グローブをしていた。アクションなので」と振り返った。

 金メダル獲得後、世界は変わった。翌日には「尚」の由来にもなった憧れの高橋尚子さんとテレビ番組で対面。今度はクルーズと握手と、まさに夢の時間が続く。そんなノリノリの日下だが、帰国便のチェックインを済ませた瞬間「エコノミー」表示を見てガックリ。「一気に夢がなくなった。金を獲ったらビジネスは都市伝説だった」と肩を落とした。今後はレスリングをはじめ選手の地位や待遇の向上にも努めたい考えで「勝ってもダメなのでスポーツ自体の価値を高めたい」と決意を新たにした。日下もまた“ミッション:インポッシブル”と向き合っていく。

 10月には昨年も参戦したドイツ1部リーグで4試合に出場を予定。ドイツでも大歓迎は必至で「一番ファンの多いチームを選んでくれた。五輪くらいの声援がある」と目を輝かす。成田空港では閉会式のクルーズさながらファンにもみくちゃの人気ぶり。クルーズも待つ4年後のロス五輪に向け、レスリングを盛り上げていく。 (阿部 令)

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