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【甲子園】聖和学園・斎藤佑樹 観衆沸いた!聖地で“佑ちゃん”登板

スポニチアネックス / 2024年8月14日 5時1分

<聖和学園・石橋>聖和学園先発の斎藤佑(撮影・北條 貴史)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第7日・2回戦 聖和学園0-5石橋(2024年8月13日 甲子園)

 【声援よ君に届け】9番・ピッチャー、斎藤佑樹君――。2万1000人の観衆が沸いた。聖和学園の背番号10は早実で06年夏日本一に輝いた斎藤佑樹さんと同姓同名の3年生右腕。初戦敗退となったが「(名前が)プレッシャーになることもあったけど、これからの人生でこんなに注目されることもないと思うので、凄くいい経験になった」と振り返った。

 早実が優勝した翌年、07年3月生まれ。本家とは違う右サイドから、粘り強く投げたが4回4失点で二塁に回った。左の股関節に違和感を抱えており「これが実力。自分の弱さというか、情けなさ」と唇をかんだ。

 名前の佑樹は「人を助ける」「樹木のような大きな人間に」と2つの意味が込められ「親が最初にくれたプレゼント」と気に入っている。大会前にはテレビ番組のインタビューで“本家”と対面。「目の前のバッターに集中して後先考えずに投げること」と助言を受け、試合後に再び取材され「勝手にずっと応援していました」と声をかけられた。

 野球は高校で一区切りをつける予定。名前もきっかけにさまざまな人に応援された夏。「自分が困っている人を助けたり、そういうことができればいい」と恩返しを誓った。(杉浦 友樹)

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