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【甲子園】「2年生軍団」菰野、零敗 右腕・奥野、主将・山口ら初の3年生出場で意地見せる

スポニチアネックス / 2024年8月14日 17時52分

<菰野・西日本短大付>3回表、投ゴロに打ち取るも悪送球で適時失策となり、ぼう然とする菰野・奥野(撮影・椎名 航)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 菰野0ー13西日本短大付(2024年8月14日 甲子園)

 16年ぶり3度目の出場となった「2年生軍団」の菰野(三重)は西日本短大付(福岡)に0-13で敗れ、3回戦進出はならなかった。

 スタメン全員が2年生という面々。投げては初戦で先発登板したエース・栄田人逢(とあ=2年)ではなく、背番号3の右腕・森柊真(2年)が先発。初回に先制点を許したが、2回は無失点に抑えた。しかし、3回1死から四死球と安打で失点を喫し、降板した。

 3回途中からは奥野彼方(3年)が登板。同校では今大会初めて3年生の出場となった。奥野は悪送球や内野安打、味方の失策が重なり、結局この回8失点を喫した。7回には失策と四球、内野安打で無死満塁から左犠飛で追加点を許した。

 8回からは初戦で先発登板したエース・栄田人逢(とあ=2年)が登板し3者凡退に抑えるも、相手打線を止められなかった。

 打線は、1点を追う初回に2番・菊地逢斗(2年)が失策で出塁し、1死一、二塁のチャンスを作るも、4番・森が併殺に倒れた。6回には2死一塁から3番・加瀬が放った打球がマウンド後方にある散水用ホースのフタに当たり、2死一、三塁と好機をつくったが1点が遠かった。

 今夏は三重大会直前でに前監督が「不適切指導」の訴えを受け、森田亮太監督に急きょ交代。苦難を乗り越え1回戦に南陽工を下し、春夏通じて初の甲子園勝利を飾っていた。

 ▼森田亮太監督 (13失点は)彼らがここに帰ってくるための壁、課題だと思う。彼らが大会を通して何を感じて何を持ち帰るのかは彼ら次第だと思います。(9回、代打に主将の山口を送った)ベンチを片付けるときもみんなに声かけをしてくれて。そういう姿が主将としての1年間の姿が出ていたと思います。一番辛い思いして、泣きたいのは本人だろうけど。そんな姿にみんながついてきたのだろうなと思います。

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