新庄日本ハムが2位に再浮上 采配ズバリで連続スクイズ成功 先発・山崎福也は今季8勝目

力投する先発の山崎（撮影・高橋　茂夫）

　◇パ・リーグ　日本ハム4－1ロッテ（2024年8月14日　エスコンF）

　日本ハムはロッテを下して2試合ぶりの白星を飾り、2位に再浮上した。

　初回に先制を許したものの、直後の攻撃で1死走者なしからレイエスが低めの直球を捉え、左翼席に運ぶ今季11号ソロですかさず同点に追いついた。

　2回には無死一塁から万波が右への二塁打で無死二、三塁とすると、続く上川畑は詰まった当たりで二ゴロとしたものの、相手の失策の間に三塁走者が生還。なおも伏見、水野が2連続スクイズを成功させさらに2点を追加。これにはベンチの新庄監督も立ち上がってガッツポーズを決めた。

　先発の山崎は初回、2死満塁から佐藤の右前適時打を浴び1点を失ったものの、その後は安定した投球を続けた。7回1/3を投げ6安打1失点で今季8勝目を挙げた。

　▼山崎福也　今季初めてマリーンズに投げるということで自分らしい投球をしようと寅威さんと話して入った。それがよかったかなと思う。序盤の1回になんとか1点でしのいだ。そこが今日の勝ちに結びついた。（攻撃は）2回スクイズやって今日は勝ちに行っているという強い気持ちを感じたので、なんとしても抑えてやる気持ちで投げていた。（スクイズ成功の2人には）ナイス！

　▼伏見寅威　やりました～！無死二、三塁だったので自慢のバッティングを見せてやろうと打席に入ったんですが、初球からまさかのスクイズということで緊張しました。（決めて）凄いほっとしました。（山崎）今年初のロッテ戦ということで２日前くらいから福也が僕の回りをうろちょろし始めて。不安なんだろうなというところがあったんですけど。序盤粘ってくれて、その後は福也らしい投球を見せてくれた。

　▼水野達稀　本当に久しぶりでちょっと感動しています。１カ月近く離脱してしまった。残り少ないが、全力で戦います。（スクイズ）寅威さんが自慢のバッティングを見せられなかったので僕が見せてやろうと思っていたんですけど、僕もスクイズのサインが出てとても緊張しました。バントが本当に下手くそなので本当にほっとしました。1点でも多く福也さんにプレゼントしたかったのでいい1打点になった。