1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

“女三四郎”山口香氏 角田夏実の巴投げの裏に釣りの技術「ちょっと泳がせてまた…みたいな」

スポニチアネックス / 2024年8月14日 23時7分

山口香さん

 元柔道世界女王で筑波大教授の山口香氏(59)が14日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、パリ五輪柔道女子で唯一の金メダルを獲得した48キロ級の角田夏実(32=SBC湘南美容クリニック)のすごさを解説した。

 角田は伝家の宝刀・巴投げを最大の武器に勝ち上がった。転倒するように体を後ろに倒しながら、両手と足を使って相手を自分の体の上から豪快に投げ飛ばす技。準々決勝で見せた巴投げは、マンガのように相手選手が宙をクルリと一回転する完璧な一本を取った。決勝も必勝パターンの巴投げで強敵を退けた。

 パーソナリティーのフリーアナウンサー垣花正は「相手も分かってるのに、フォークリフトみたいにゆっくり(投げる)」と、その技のキレに驚きを口にした。

 すると山口氏は、その技のプロセスを解説した。「まず両袖を持つんです。逃げられない、そこで。固定されているわけです」。両袖を持ったら角田の得意パターンといい、「足をかけて、浮かせるわけです。片足だけじゃなく、両足も使ってやっていくので、あの技に入ったら、彼女は手足も長いし、方向とかいろんな工夫が、見ているとあるので、浮いちゃったら逃げられない」と続けた。

 袖を握ったらずっと離さないのかと思いきや、そこに角田の技術が隠れているという。「がちっと握るんじゃなくて、たぶんそれを緩めたり、ぎゅっと握ったりという(ことをしている)。相手は“あ、逃げられるのかな?”みたいな、ちょっと泳がされるというところがあるんですよ」。さらに「大丈夫か?大丈夫か?って言って、大丈夫だと思った瞬間、また(ガッチリ握られる)。釣りのちょっと泳がせてまた…みたいな。で、結局やられるという」と、釣りのテクニックに例えて説明していた。

 現役時代に“女三四郎”と呼ばれた山口氏は、84年世界選手権で優勝。五輪は88年ソウル大会で銅メダルを獲得した。柔道を題材にした人気漫画「YAWARA!」のモデルにもなったとも言われる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください