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巨人・浅野 今季初安打&1号が決勝満塁本塁打 球団10代では坂本以来2人目

スポニチアネックス / 2024年8月15日 5時32分

<巨・神>4回、満塁弾を放った浅野(撮影・島崎忠彦)

 ◇セ・リーグ 巨人4―0阪神(2024年8月14日 東京D)

 巨人・浅野翔吾外野手(19)が14日、阪神戦の4回に今季初安打で1号となる決勝の満塁本塁打を放った。今季チーム初のグランドスラムで、球団の10代満塁弾は08年の坂本以来2人目。パリ五輪のスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋(ここ=14、ACT SB STORE)が始球式に登場した一戦で、同じ10代の期待の星が輝きを放った。

 金字塔を打ち立てた。4回2死満塁。浅野が左腕・及川の129キロスライダーを左翼席へ運んだ。今季13打席目の初安打が、プロ初のグランドスラム。10代の満塁弾は、08年の坂本以来球団2人目の快挙だった。

 「(バットを)短く持って、詰まっても捕れないところに落として、1点を取りたいと思っていた。最高の結果になりました」。本拠地東京ドーム初本塁打となり、戻って来た記念球を大事そうに握りしめた。

 金言を守った。昨年8月18日のプロ初本塁打から1年ぶりのプロ2号。4月8日に2軍落ちした際、阿部監督からは狙い球を絞って打席に立つ課題を出された。「開幕の時は何でもかんでも振っていた。何を打つかを決めて、それしか振らないようにしたり。監督からは変化球も打てるようにしてこいと言われていた」。初球のカットボール、2球目の直球をじっくり見たカウント1―1から、助言通りスライダーを仕留めた。

 「金メダルに恋した14歳」に力をもらった。試合前、パリ五輪スケートボードで金メダルに輝いた吉沢恋が始球式。ただ、浅野は五輪期間中は2軍でもがく日々が続き、寮では1軍の試合しかテレビで見ていなかった。高校時代の同級生から親しみを込めて「おっさん」と呼ばれていた5学年上は、試合後に吉沢の年齢を知り「え?年下ですか?すげー」と驚いて笑った。

 僅差で首位・広島を追う中、左手首骨折のヘルナンデスに代わり12日に約4カ月ぶりに1軍昇格。4月6日以来のスタメン出場を前に阿部監督は「打てなかったらすぐサヨナラするぞ。思い切ってやれ」と冗談交じりに送り出した。勝利を呼び込む一打を見届け「びっくりしました。自信につなげてもらいたい」と目を細めた。

 貯金は今季最多タイの11。2カード連続の勝ち越しで、9連戦を5勝3敗1分けとした。「こい」と読める背番号51を背負う22年ドラフト1位は、今季は満塁機で犠飛と一発で計5打点。2軍では2年連続で満塁弾を放っていた。満塁に恋した19歳は「気を抜かずに、あさって(16日)からも頑張っていきたい」。初めてのお立ち台は、表彰台のようだった。(川島 毅洋)

 ≪セ年少4位 19歳8カ月≫19歳8カ月の浅野(巨)が自身初の満塁弾。10代選手の満塁本塁打は、19年7月3日広島戦の村上(ヤ=19歳5カ月)以来プロ野球16人目、18本目。なお、満塁本塁打の最年少記録は56年米田哲也(阪急)の18歳1カ月で、浅野は年少11位の記録。セでは前記の坂本と村上、13年高橋周(中=19歳6カ月)に次ぐ4位の年少満塁弾になった。

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