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阪神・岡田監督 沈黙の東京ドーム 戸郷に完封許し自力優勝再消滅 虎党へ“最終戦”あいさつもなく

スポニチアネックス / 2024年8月15日 5時17分

<巨・神>ベンチで戦況を見つめる岡田監督 (撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神0―4巨人(2024年8月14日 東京D)

 阪神は14日の巨人戦で今季16度目の零敗を喫した。首位・広島からは今季最大に並ぶ4ゲーム差まで後退。自力優勝の可能性が再び消滅した。最終戦だった東京ドームでは球団最多に並ぶ同一シーズン4度目の零敗を数えるなど4勝8敗の苦戦。真夏の9連戦も3勝6敗で終え、セ・リーグ上位3強では唯一の負け越しに沈んだ。

 5月24日にノーヒットノーランを許した戸郷に、またやられた。得点圏に走者を進めたのは初回と8回の2度だけ。7安打のうち3本は内野安打で、切れ味鋭い直球とフォークを前にほぼ完璧に封じられた。最後の打者・大山が二ゴロに倒れるやいなや、ベンチを出た岡田監督は「コーチに聞いてくれ」とだけ言い残して足早に球場を後にした。

 佐藤輝は「いい当たりもあったんですけどね」と淡々と振り返った。前日はリフレッシュの意味もあって先発落ち。「ゆっくりしてないっすよ」と切り替えて臨んだ2試合ぶりの4番で悔しさが残った。初回2死二塁は中飛、4回無死一塁は二ゴロで併殺。7回に16打席ぶり安打となる右前打を放ったのが、せめてもの意地だった。

 今回3連戦では初戦と合わせて2度の無得点。先発3投手をいずれも中5日で投入してきたライバルに屈する形で東京ドームでの今季全日程が終わった。振り返れば、開幕シリーズも2戦連続零敗のスタート。東京ドームでの年間4度の零敗は89、92年と並んで3度目の球団ワーストだ。

 攻撃陣の不発が響いて、優勝した昨季8勝3敗1分けと強さを誇った敵地で4勝8敗と大きく負け越した。88年の開場以来、日付上では最も早い8月14日の“最終戦”とあってか、左翼席に陣取る虎党への恒例のあいさつもなく引き揚げた。

 真夏の9連戦も3カード連続負け越しの3勝6敗で終えた。それぞれ貯金2を増やした首位・広島と2位・巨人からは後退。逆転サヨナラ勝利の広島には再び今季最大4差に広げられ、自力優勝の可能性は12日からの3日間で「消滅→復活→消滅」を繰り返した。優勝争いから脱落しかけ、まさに正念場だ。

 きょう15日の移動日を挟み、あす16日から敵地で中日と戦う。佐藤輝は「とりあえず9連戦が終わったので、しっかり休んでまた頑張ります」と逆襲を誓った。勝利に必要なのは打線の奮起とばかりに「そこはみんなでつないで。それしかないんじゃないですか」と強調した。残りはまだ35試合もある。このまま抵抗なく終わるわけにはいかない。 (倉世古 洋平)

 ○…巨人―阪神21回戦(東京ドーム)は試合時間2時間27分。阪神の今季9イニング以上の試合では6月2日ロッテ戦と、7月12日中日戦の2時間18分(今季セ・リーグ最短)に次ぐ2番目に短い試合時間だった。

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