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【甲子園】大阪桐蔭・平嶋桂知 過酷な練習に耐え全国区の投手に 入学数か月で体重12キロ減

スポニチアネックス / 2024年8月15日 5時1分

<大阪桐蔭・小松大谷>2番手で登板した大阪桐蔭・平嶋(撮影・大城 有生希)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 大阪桐蔭0―3小松大谷(2024年8月14日 甲子園)

 【君に金メダル】大阪桐蔭のエースとしてスポットライトを浴び、その光で生じた影に苦しんだ。最速154キロ右腕の平嶋桂知は背番号1を背負いながら、今大会2戦とも後輩に先発を譲った。「技術と気持ちがうまくいかない時期があって…」。今春選抜後に試行錯誤する中で本来の投球フォームを見失い、今夏は不調に陥っていた。その中で与えられた0―2の8回からの救援。最速148キロを計測して2回1失点と力を出し切った。

 東京から絶対王者に憧れて大阪にやって来た。猛練習に励むうちに、入学から数カ月で体重が12キロ減少。母・亜希子さんから週1度届く手紙には「ケガしていない?」など体調を心配する言葉が並んだ。幼少期からヤクルトのファン。封筒に貼られているつば九郎の切手を見るたびに、東京への恋しさが募った。

 家族には「1年夏ぐらいまでの記憶がないんだよね…」と打ち明けたこともある。過酷な練習に耐え、全国区の投手になった。敗戦後、先発した森に「引っ張ってあげられなくてごめん」と謝った。今後は大学進学予定。重荷でもあった「大阪桐蔭のエース」の看板を下ろし、再び光を浴びるための道を進む。(河合 洋介)

 ◇平嶋 桂知(ひらしま・かいち)2006年(平18)9月4日生まれ、東京都中野区出身の17歳。小4から久我山イーグルスで野球を始めて投手。中学は稲城シニアに所属。大阪桐蔭では1年秋に背番号20でベンチ入りし、2年秋から背番号1。甲子園には2年春、3年春夏の3度出場。50メートル6秒3、遠投100メートル。1メートル86、84キロ。右投げ両打ち。

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