楽天 サヨナラ負けで5割復帰ならず 先発・岸は6回1失点の好投も勝敗つかず…

＜オ・楽＞楽天先発・岸は力投も…（撮影・岸　良祐）

　◇パ・リーグ　楽天2－3オリックス（2024年8月15日　京セラD）

　楽天はオリックスに3－2でサヨナラ負けを喫し、6日以来となる勝率5割に復帰を逃した。同一カード3連勝とはならず、連勝も2で止まり、関西では6月4～6日の阪神戦（甲子園）7月19～21日のオリックス戦（ほっともっと）と合わせて計8連勝としていたが、“関西連勝街道”もストップした。

　立ち上がりを攻められた。先発・岸は初回、先頭の大里にセンター前に運ばれると、2死一塁から二盗を許して2死二塁。4番・森に右中間を破る適時二塁打とされ、先制を許した。しかし、その後は立ち直り、早いカウントで打たせて取る“省エネ投法”でスコアボードに0を並べた。

　1点を追う6回に打線が奮起。2死一、二塁、鈴木大が左中間を破る2点三塁打で逆転に成功。オリックス・高島からようやく得点を奪った。

　しかし、継投が裏目に出た。8回に3番手・鈴木翔が29試合ぶりに失点を喫し、同点に追いつかれた。9回は渡辺翔が無死満塁のピンチを迎えると、カウント0－2から、紅林の一塁強襲の右前打でサヨナラ負けを喫した。

　岸は6回1失点と好投したものの、勝敗はつかず。7月13日の西武戦以降、約1カ月、白星から遠ざかっている。

　▼今江監督　（リリーフが踏ん張りきれなかった）まあここまて非常に頑張ってくれてた選手ばっかりなんで仕方ないですね。彼らでやられたら仕方ないと思ってます。（鈴木翔も）もちろんです。しょうがないです。