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鹿島 8年ぶりリーグ制覇へ「食」から後押し クラブハウスにチーム食堂が完成

スポニチアネックス / 2024年8月16日 4時37分

改修されたアントラーズカフェで昼食を手にする師岡(C)KASHIMA ANTLERS

 8年ぶりのリーグ制覇を狙う鹿島に強力な援軍が加わった。クラブハウス内にある「アントラーズカフェ」の改修工事が完了し、今週13日からチーム食堂として運用を開始。選手たちに練習後すぐに栄養バランスの整った食事が提供されることになった。

 これまで昼食は選手各自に任され、「好きなものを食べさせる」というクラブ方針もあった。ただ、パフォーマンス向上のためには食生活の充実が不可欠。プロジェクトに携わった総務・業務チームリーダーの長石博之氏は「練習後にすぐに食べることが大事。全員の栄養を管理するためにも、チームで食事をとることができるかどうか話が出た」と、導入の経緯を説明した。練習日は全ての選手が食堂で昼食をとり、費用はクラブが負担する。イレブンの中には午後から個別のトレーニングやケアを受けるため、外で食事をした後に再びクラブハウスに戻ってくる選手もいたが、移動の手間が省けることになる。守護神のGK早川友基(25)は「個人的には移動の負担が減った。練習が終わってすぐにご飯が食べられるので、回復の面でもメリットは大きい」と歓迎した。

 調理は専門業者「鹿島フード」が担当。クラブ専属の管理栄養士と協議の上、バランスの整ったメニューが日替わりで組まれている。主菜は肉と魚の2品で副菜も充実。ご飯の量は各自で調整可能だ。1食分の摂取エネルギーは約1300キロカロリー。15日の献立は「鶏もも肉のソテー夏野菜添え、魚のアーモンド焼き、蓮根の青のりコンソメ、オクラとめかぶのわさび醤油、フルーツ、ご飯、味噌汁」とボリューム満点だった。

 同社の石津和男さんは「ここで食べていれば、一般のアスリートに必要な栄養を十分に摂れるという基準で献立を作成している」と話す。外国人選手には別メニューも用意し、選手の要望には個別で応える。食品ロス削減のため、選手用の食材を使用したクラブスタッフ用のメニューもある。

 施設はクラウドファンディングで募った寄付金を活用して改修された。クラブカラーの赤を基調とした室内は開放感があり、選手同士のコミュニケーションの場にもなる。早川は「いろんな工夫をしていただいている。食事の時に他の選手と会話できることも凄く良い環境だと思う」と感謝を口にした。

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