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来春から日本ハム本拠地のエスコンフィールドの内野が人工芝に!

スポニチアネックス / 2024年8月16日 6時1分

エスコンフィールド

 日本ハムは15日、本拠地エスコンフィールドの内野天然芝エリアを、開場3年目となる来季から人工芝に変更すると発表した。工事費は約5000万円で、このオフに約3カ月を要して入れ替え、来春のオープン戦から使用できるようにする。この変更により、野球以外のイベントの利用拡大を促し、“多機能スタジアム”へと変化させていく。

 エスコンの“売り”の一つである内外野の天然芝。球団は、その一部を変更する決断を下した。メリットには、(1)試合前練習の制約減少、(2)少年野球などアマチュア野球の利用増加、(3)多様なイベントでの利用拡大――が挙がる。

 昨年の秋季キャンプや試合前練習などでは、天然芝の損傷が心配され、芝部分での練習メニューは制限があった。「ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」の前沢賢事業統括本部長は「選手に(天然芝に)気を使って練習してもらわなければいけなかった。ほぼ自由に練習ができるようになる」と効果を説明。プレーへの影響にも「イレギュラーはあまりないと思う」と語った。

 入念な手入れが必要だったため、アマチュア野球での利用も昨年までは抑えていたが、今後は少年野球の大会などの開催も増やしていく方向だ。さらに、前沢本部長が一番の変更理由に挙げたのが「イベントの多様化」だ。音楽イベントなどで使用する機材を天然芝の上に置く場合は芝の損傷が懸念されていたが、人工芝であればその心配がない。リングを設置する格闘技イベントなど、野球以外のスポーツイベントの開催にも前向きで「芝のことを気にしないで使えることになるという意味では、幅は間違いなく広がる」とアピールした。

 現在もファウルエリアには今回の米国製の人工芝が採用されており、同様のものが内野に使用される形となる。人工芝にすることで年間の維持費も7~8%の減少が見込まれる。元々球場建設の段階から天然芝か人工芝かの選択は議論されていたが、「天然芝から人工芝にするのは技術的にそんなに難しくないということだった。まずハードルの高い方をやってから下げましょうということで今の形になった」と言う。

 一方、ファンからの評判も良い外野エリアの天然芝について、「(外野の人工芝化は)僕はやりたくない。天然芝のにおいはこの球場の特徴の一つ。内野が限界かなと思う」と前沢本部長。外野エリアの“聖域”は守りつつ、より多くの人に開かれた球場にしていく。(田中 健人)

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