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阪神・岩田 制球力向上の裏に岩貞からの“金言” 「打者の観察」意識し4年目奮投中

スポニチアネックス / 2024年8月16日 5時18分

阪神・岩田

 【阪神2軍リポート】鳴尾浜で汗を流す阪神の若虎を取り上げる「2軍リポート」。今回は大卒4年目・岩田将貴投手(26)にフォーカスする。今季はここまでウエスタン・リーグで35試合に登板し、防御率1・21。29回2/3を投げて四球はわずか2個を誇っている。安定した投球の裏には、初参加した今年1月の合同自主トレで岩貞から授かった“金言”が奏功。期待の若き左腕が1軍初昇格を目指してアピールを続ける。

 2軍のマウンドで成長の跡を見せている。今季は安定した投球を継続。実は岩田自身も確かな手応えを感じていた。

 「去年はフォアボールが多かったけど、今年はほとんど出さずにいけている」

 昨季までは完璧を求めすぎていた。コースを狙いすぎるあまりカウントを悪くする悪循環に陥った。昨季は44試合に登板して42回2/3を投げて11四球、5死球。しかし今季はここまで35試合に登板して29回2/3を投げて2四球だ。7月9日のウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(鳴尾浜)から7試合連続無失点中など、存在感を発揮している。

 制球力が向上。奪三振へのこだわりを捨てたことも与四球減につながっている。また、同じ左腕で7歳年上の岩貞の存在が大きかった。今年1月は岩貞、伊藤将との合同自主トレに初参加。そこで金言”を授かった。

 「岩貞さんに、打者の観察をよくするように言われた。打者がどういうふうに反応しているかで、次の球や配球を決めたりしている。(そこに)着目してやっていこうと」

 岩田の役割は救援。打者との1打席勝負がチームの勝敗に直結する。そのため先発とは異なり、1打席ではなく1球目を投じた際から打者の反応をチェックすることが重要。打者の体重移動や狙い球など…。瞬時に観察し、判断することが好結果を生むという。

 また、今年から貴重な助言などをメモとして書き記す作業も開始。「文字に起こした方が頭に残る」。行き詰まった際はメモを読み返して加筆することも忘れない。この新習慣が安定感につながっている。

 「早く上(1軍)に上がりたいけれど、まだまだ課題もある」

 今季は大卒4年目。2軍の舞台では確実に数字となって表れている。背番号「93」が1軍で輝く日は、そう遠くないだろう。 (杉原 瑠夏)

 ◇岩田 将貴(いわた・まさき)1998年(平10)6月16日生まれ、福岡県出身の26歳。九産大九州では2年春に甲子園出場。九産大から20年育成ドラフト1位で阪神入団。22年7月26日に支配下選手登録された。1メートル78、75キロ。左投げ左打ち。

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