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ソフトバンク・山川 「奇跡に近い」2ラン3本 後半18戦12発で2冠独走 小久保監督も「凄かったね」

スポニチアネックス / 2024年8月16日 6時1分

<西・ソ>7回、2ランを放つ山川(撮影・藤山 由理)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク9―2西武(2024年8月15日 ベルーナD)

 ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が15日、西武戦で1試合3本塁打の離れ業を見せた。初回の先制2ランに始まり、5回に2ラン、7回に26号2ランをいずれも左翼席に運んだ。1試合3発は西武時代の17年8月2日の楽天戦以来7年ぶり2度目。後半戦18試合で12発と絶好調で本塁打と打点の2冠を独走中だ。2番手で登板したルーキー大山凌投手(22)が2回無失点でプロ初勝利をマーク。優勝マジックは1つ減って28となった。

 古巣・西武ファンが陣取ったスタンドは着弾のたびに静まりかえった。山川がベルーナドームでの今季最終戦で1試合3本塁打の固め打ち。いずれも2ランを左翼席へ運んだ。

 「本当、奇跡だと思います。投手も代わる、相手もいる中で奇跡に近いもの。うれしいですが、それ以上でも、それ以下でもないです」

 まずは初対戦だった同じ沖縄出身のサブマリンの初球を捉えた。初回2死一塁で与座の高め直球を仕留める。「緩急で打たせにくくしてくるので、早く自分のカウントで仕掛けた。たまたま本塁打ですが良かった」。ベルーナドームでは4月13日に2打席連続の満塁本塁打を放って以来のアーチとなった。今季最長飛距離となる135メートルの先制弾からゾーンに入った。

 4―2の5回1死二塁では2番手・上田が初球に投じた内角直球に対し、うまく腕をたたんで捉える技ありの25号。これで自身初の6試合連続の複数安打とすると、もう止まらない。5点リードの7回1死三塁ではヤンが餌食に。カウント2―2からスライダーを振り抜いて26号。ベンチ前で3度目となる「どすこ~い!」と叫んだ時には少々、疲れ気味だった。

 西武時代の17年8月2日の楽天戦(メットライフドーム)以来7年ぶり2度目の1試合3発の離れ業だ。試合前練習中には当時の監督だった辻発彦氏と談笑した。「雑談ですけど、打てている時はどうだよねという話をしました」。当時の感触がよみがえる3発となった。現役時代に巨人で05年8月24日の横浜戦で1試合3本塁打している小久保監督は「山川、凄かったね。2カ月くらい苦しんでいたんで、残り試合で爆発してくれたら。今は山川本来のどっしりさが出てますね」と絶賛した。

 不動の4番は後半戦18試合で12発と手のつけられない勢いだ、26本塁打、79打点でリーグ2冠を独走。チームも8カード連続勝ち越しを決め、優勝マジックを28とした。真夏の量産モードはしばらく収まりそうにない。(井上 満夫)

 ≪1試合3発を2球団で記録は日本人初≫

 ○…山川(ソ)の1試合3本塁打は、西武時代の17年8月2日楽天戦以来7年ぶり2度目。パでゲーム3本塁打以上を2度以上は、8度のブライアント(近鉄)を筆頭に23人目。2球団で記録したのはジョーンズが70年に南海、76年に近鉄、ローズが02年に近鉄、09年にオリックスで達成したのに次ぎ3人目で、日本人初となった。また、ソフトバンクでゲーム3本塁打は17年6月23日西武戦の柳田以来で、4番では05年7月15日西武戦の松中信彦以来19年ぶり。

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