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【甲子園】神村学園が逆転で16強!! エース今村拓未が決勝打&2試合連続完投

スポニチアネックス / 2024年8月16日 5時1分

<中京大中京・神村学園>16強入りを決め、雄叫びを上げるの神村学園・今村(左)(撮影・北條 貴史)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第9日・2回戦 神村学園4―3中京大中京(2024年8月15日 甲子園)

 2回戦4試合が行われた。神村学園(鹿児島)は中京大中京(愛知)に4―3で逆転勝ちし、2年連続の16強入りを果たした。エースの今村拓未(3年)が134球を投げ抜いて2試合連続完投。6回には決勝打と投打で勝利に貢献した。

 マウンド上での雄たけびが勝利の凱歌(がいか)だった。神村学園がエース今村の力投で09年選抜や練習試合など含めて一度も勝てなかった中京大中京をついに撃破。2点リードの9回に相手の反撃を1点でしのいだ背番号1は「喜びでいっぱい。最後まで強気でいけた」と胸を張った。

 3回に先制を許すなど序盤はリズムをつかめなかったが、持ち味の打たせて取る投球で反撃を待った。2―2と同点に追いついた6回2死三塁ではバットで貢献。中前に勝ち越し打を放ち「自分のピッチングを楽にできた」と汗を拭った。8安打を許すも3失点と粘り「真っすぐが走っていた」とうなずいた。

 たくましく成長した姿を見せた。昨夏の甲子園では市和歌山戦との2回戦で先発するも2/3回で降板。今春選抜は2試合に登板したがともに救援だった。夏に向けスタミナ面が課題だった。小田大介監督から「完投できる体力、気力を精神面も含めつくらないと、夏のメンバーは考えてないから」とハッパをかけられた。鹿児島大会までの約3カ月間、全体練習に入るのはノックだけで、残りは単独で体幹トレーニングを徹底的に行った。体に切れが生まれ「ボールの強さが変わった」と2試合連続完投につなげた。指揮官は「最後に1点勝っておけばいいと送り出した。100点です」と評価した。

 野球漫画好きで「ダイヤのA」の主人公の左腕・沢村栄純が推しキャラ。「気持ちの強さ」に憧れている。未来を切り拓(ひら)くように「拓未」と名付けられた左腕が100周年を迎えた甲子園の主役へと駆け上がる。(杉浦 友樹)

 ≪“珍名”入耒田が高校4発目!≫

 ○…神村学園は3―2の9回に2番・入耒田華月(いりきだ・かつき=2年)が貴重な右越えソロ本塁打を放った。高校通算4本目は狙い通りに直球を捉えた一撃で「今までで一番の当たり。歓声が気持ち良かった」と白い歯をこぼした。1年夏から甲子園の舞台を経験し、今大会初戦も2安打2打点で勝負強い打撃が持ち味だ。日本人の名字を網羅する総合サイト「名字由来ネット」によると、全国で約10人しかいない珍名でもある。

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