オズワルド伊藤、勢いある後輩見て思ったこと 海原やすよキッパリ「アカン！それ思ったら」

「オズワルド」の伊藤俊介

　お笑いコンビ「オズワルド」の伊藤俊介（35）が15日に放送されたABCテレビ「やすとものいたって真剣です」（木曜後11・17）に出演。勢いに乗る後輩芸人を見て思うことを口にした。

　「脂が乗ってるなって時期あるじゃないですか？」と切り出した伊藤は「自分たちで言うと、脂が乗ってる時期が一回終わって、今こうなって（落ち着いて）今地肩でどうにか上がっていこうって時期だと思うんですよ、漫才師としては」と自身を分析。

　続けて「後輩で『エバース』っていうコンビいるんですけど。脂乗りまくってて」と今年「ABCお笑いグランプリ」の決勝戦に進出するなど注目されている若手コンビの名を挙げ、劇場で共演した時のことを回想した。漫才のタイマン形式のバトルで同チームだったというが、そのチームで勝利したのは「エバース」のみ。「オズワルド」は負けてしまったという。

　伊藤は帰りの車内で「パッてバスの窓に映る自分を見た時に、俺『JIL　SANDER』のTシャツ着て、『PRADA』のカバン下げてたんですよ。“なんて情けないんだろう。恥ずかしい”って」と振り返った。「お金も欲しいし、テレビもバンバン出たい。でも漫才の傷は漫才でしか癒やせないんだなと思って。で、“こいつら脂乗ってるな”と思うと、絶対俺たちの方がテレビに出てるし、お金ももらってるけど“うらやましい、こいつらが”と今、すごく思っちゃって」と複雑な心中を打ち明けた。

　すると司会のお笑いコンビ「海原やすよともこ」の海原やすよが「アカン！それ思ったら」とキッパリ。「それ思いだしたらどんどんダメなループに入っていくで。“この人ら脂乗ってんな”ってそう思った瞬間に自分たちが絶対変になっていくから。絶対思ったらアカン！」とアドバイス。伊藤は「凄腕占い師に見えてきた」と驚がくし、スタジオの笑いを誘った。

　やすよは「私ら絶対思わへんようにしてた」とし「まだ30代でしょ？全然やん！40手前の壁、45の壁…ずっとあるで、漫才。“終わりってどこ？”って思うもん」と伊藤を励ましていた。