神戸・吉田孝行監督は17日のG大阪戦へ相手守備を警戒も「やることは変わらない」

神戸・吉田監督

　J1・5位の神戸は16日、あす17日の同4位・G大阪戦（ノエスタ）へ向け調整。上位対決となる“阪神ダービー”へ吉田孝行監督は「しっかりとしたブロックが強みなのかな、とみている」とG大阪の守備を警戒した。

　警告累積でMF扇原貴宏が出場停止。DF酒井高徳、主将のMF山口蛍ら多くの主力を欠く。それでも指揮官は「チームとしてやることは変わらない」と不動心を貫く。まして、アウェーでの前半戦ラストゲームではFW大迫勇也のゴールがVARで取り消されるなど“ひと悶着”があって1―2で黒星を喫した相手。勝てばG大阪を順位で逆転できるだけでなく、首位・町田の結果いかんでは一気に2差まで詰められる可能性もある。絶対に落とせない一戦だ。

　神戸はすでに町田、2位・鹿島、3位・広島とのリーグ戦はすべて消化しきっている。上位との直接対決はこの阪神ダービーが最後となるため、まさに大一番だ。「主導権を握りたいというのもありますけど、ゲームの流れを見ながら（戦い方が）変わっていく可能性もある」と指揮官。連覇への機運を、G大阪撃破で高める。