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石川祐希 パリは無念も…ロス五輪での雪辱へ決意「オリンピックでしか返せないものってある」

スポニチアネックス / 2024年8月16日 20時52分

<パリ五輪・バレー男子準々決勝>試合後、涙する石川祐希

 バレーボール男子日本代表の石川祐希(28=ペルージャ)が、16日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP」(後8・00)に出演し、28年ロサンゼルス五輪への決意を語った。

 パリ五輪で、72年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの五輪金メダルを目指した日本。しかし、準々決勝で強豪イタリアをマッチポイントまで追い詰めながら大逆転負けし、8強で姿を消した。

 自身は1次リーグから調子が上がらず苦しんだ。「結果もそうですし、僕の調子というか、パフォーマンスも良くなかったと思います。

ドイツ戦はすごい悪かった感じではなかったですけど、その後がアルゼンチン戦、アメリカ戦は良くなかったですね」。原因については、「挙げればきりがないですけど、あまり言いたくないので」と口をつぐんだ。

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、無観客で行われた21年東京五輪と違い、大勢の観客がスタンドを埋めた。「雰囲気は違いました」という。「キャプテンとして何て言うのがいいか分からないけど、周りを気にしすぎたというか。チームメートの表情とか、雰囲気だったり。そこを気にしすぎていたというか。気を遣いすぎていたのもあるし、気を遣われすぎていたというのも、試合の中でドイツ戦の後は感じていた」と打ち明けた。

 イタリア戦では驚異の32得点。見事な復活を遂げ、チームをあと一歩で4強のところまで引っ張った。それでも、届かなかった1点。「オリンピックの場面では力みすぎてしまったので、勝ち急いでしまった経験があるので、その経験をどう生かすか」と、課題を挙げた。

 4年後のロサンゼルス大会へ、メンタル強化の大切さを挙げた。「楽しむという言い方をすると勘違いされるかもしれないけど、無理やり楽しむんじゃなくて、心の底から楽しめるような準備をするというか、そういったメンタルを身に付ける。ああいう場面を何回も経験するしかないとは思うんですけど、そういった経験を4年間で高めることが大事だと思います」と、決意を語った。

 4年後も代表に名を連ねるべく、努力を重ねる。「そこでももちろんメダルを目指して…僕個人的な意見なので、メダルを目指して戦いたいというか、思いはあるので」と断言。「オリンピックでしか返せないものってあるので、そこを一つ目標にして、また進んでいきたいなと思います」と、あくまで五輪でのリベンジを掲げた。

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