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“道の駅の歌姫”不知火鈴香 9・25メジャーデビュー 目指す全国1221カ所制覇 熊本のビッグマミー

スポニチアネックス / 2024年8月17日 5時1分

熊本県の「道の駅 大津」で歌う不知火鈴香

 “道の駅の歌姫”がメジャーデビューする。熊本市在住で演歌歌手の不知火鈴香(49)で、9月25日にシングル「良くない恋泣くよ」を日本クラウンからリリース。熊本県内の道の駅で歌う活動を行っており「いずれは全国1221カ所にある全ての道の駅を回れたら」と夢を思い描いている。

 道の駅で歌い始めたのは2年前。駅の運営に携わる知人から声をかけられたのがきっかけだった。これまで同県阿蘇郡や菊池郡などの道の駅に簡易ステージを作って、最近は月に1度以上のペースで歌声を響かせてきた。

 高音ボイスと力強いこぶしが評判で、演歌ファンだけでなく家族連れや観光客からも人気。そんな姿がレコード会社関係者の目にとまりデビューが決まった。「地域や年齢を問わず、さまざまな世代の方に歌を届けられる場所が道の駅。この活動を続けていけることがうれしい」と語る。

 私生活では子供7人、孫5人を抱えるビッグマミー。幼い頃に祖母の影響で演歌に目覚め、500円の小遣いをもらうために歌を歌ってきた。10代の時に歌手になることを夢みて上京。レッスンを受けていたが、妊娠を機に結婚し故郷に戻った。2度の離婚を経て7人の子供を養うために銀座のクラブで歌ったり、熊本でカラオケバーを経営するなど波瀾(はらん)万丈な人生を送ってきた。「忙しい日々でしたが、常に心のどこかで歌手になりたいと思っていました。こうしてデビューすることで少しでも多くの方を自分の歌で笑顔にできたら」と力を込める。

 新曲はそんな不知火の人生を元にした恋の痛みや恋愛の危うさを表現する内容。デビューを記念して9月1日の「道の駅 不知火」(熊本県宇城市)を皮切りに県内15カ所の道の駅を回るツアーを敢行。その後は県内全36カ所、そして全国“制覇”を目指す。

 今月21日に50歳を迎える遅咲きの新人。「亡くなった祖母は私が演歌歌手として紅白に出る姿を見るのが夢でした。その思いをかなえるためにもこれから頑張っていきたい」と誓った。(吉澤 塁)

 ◇不知火 鈴香(しらぬい・すずか)1974年(昭49)8月21日生まれ、熊本県出身の49歳。3歳の時に初めて地元の歌唱コンクールに参加。35歳の時に「NHKのど自慢」に出場した。16年の熊本地震以降、熊本市内でカラオケバー「Bar鈴香」を経営。歌のレパートリーは、笠置シヅ子からYOASOBIまで1000曲以上。学童保育設立の支援活動も行っている。

 ▽道の駅 日本の各地方自治体と道路管理者が連携して設置された一般道にある休憩施設。主にドライバーのための施設だが、ご当地で生産された農産品や工業製品、土産物なども販売しており、家族連れや観光客の憩いの場にもなっている。1991年に実験的に山口県、岐阜県、栃木県に設けられたのが始まり。

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