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大リーグ公式サイトが「サプライズ」特集 一番の驚きはナ・リーグ西地区がドジャース独走ではなかったこと

スポニチアネックス / 2024年8月17日 8時9分

ドジャース・ロバーツ監督

 大リーグ公式サイトが今季ここまでの12個の「サプライズ」について特集。筆頭にナ・リーグ西地区のペナントレースを挙げた。

 近年ドジャースの独走がお決まりのパターンで、昨オフは10億ドルの補強を敢行していたからだ。実際昨年ワールドシリーズに進出したダイヤモンドバックスも公式戦はドジャースに16ゲーム差をつけられた。オーナーのケン・ケンドリックがフロントオフィスのメンバーに、ダイヤモンドバックスが西地区で優勝候補になるためにできることがあるかと尋ねると、彼らは正直に言って、そういった動きはないと答えたそうだ。

 コンピューターは、ドジャースの層の厚さが圧倒的と判断した。それでもダイヤモンドバックスは積極的に動き、パドレスもフアン・ソトを放出した分、投手陣にディラン・シースを加えるなど積極的。両チームは、コンピューターが間違えることがあることを知っており、今季はそれが証明された。

 ダイヤモンドバックスは昨季新人王のコービン・キャロルがシーズン序盤苦しんだのにもかかわらず、現在の位置にいるし、パドレスはジャリクソン・プロファーがキャリアで最高のシーズンを送り、新人王候補のジャクソン・メリルも大活躍している。一方のドジャースは10億ドルの補強にもかかわらず、圧倒的な力は見せられていない。依然として西地区の首位だが、ダイヤモンドバックスとパドレスとのゲーム差は2。まだ両チームと直接対決が残っている。

 公式サイトは6番目のサプライズとして、ここまでのところ、ドジャースの山本由伸よりもカブスの今永昇太の方が価値が上だったと指摘している。山本はMLBで一度も投げたことがなかったのに、ゲリット・コールのFA記録を破る、12年総額3億2500万ドルという驚異的な契約を結んだ。一方で今永がカブスと結んだ4年5300万ドルは控えめな額。しかしふたを開けてみると、山本はドジャースで肩の怪我により14試合の先発にとどまっている。一方の今永は9勝2敗、防御率3.16、ERA+ 133を記録し、128 1/3イニングを投げて好調を維持している。

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