鶴瓶 「めちゃ仲良い」30年の仲の名バイプレイヤー「役者さんがこの人と一緒に芝居をしたいという役者」

笑福亭鶴瓶

　落語家の笑福亭鶴瓶（72）が16日、MCを務めるTBS「A-Studio＋」（金曜後11・00）に出演。実は30年の仲という「めちゃ仲良い」名優を明かした。

　この日のゲストについて、鶴瓶は「めちゃ仲良いんですよ、でも、長いこと会うてないんですよ。仲良いって俺が思ってるだけかもわからへんけど。凄い人らしいな」と振ると、もう1人のMC、「Kis―My―Ft2」の藤ヶ谷太輔は「名バイプレイヤーっていう」と称賛。鶴瓶は「名バイプレイヤーっていう」と苦笑した。

　そこで登場したのが俳優の段田安則。鶴瓶は「仲ええのは仲ええんだけど、俺どこで会うたのかと。そのきっかけは何やろうってずっと分からへんわって思ってたら、TBSで『眠れない夜をかぞえて』（1992年）っていう、一緒にドラマ出てたんです」と、その付き合いはドラマでの共演がきっかけだったと告白した。

　段田も「刑事でね、なかなか話題になりませんでしたけど、名作でしたね」と懐かしむと、鶴瓶も「いいドラマだったよ」と回顧。さらには、1998年～2014年までCBSで放送されていた即興ドラマ番組「鶴瓶のスジナシ」の初回ゲストが段田だったと明かし、「一発目に呼ぶのって難しいやんか。気心知れた人がええと思って呼んだんですよ」と話した。

　番組では個性的な素顔を明かした段田。鶴瓶は「重厚で役者！って感じがするのかなと思ったら、全然ちゃう。でも、本当に役者さんがこの人と一緒に芝居をしたいという役者なんですよ。でも、普段は疲れた猫背のサラリーマンみたいな。倉庫のカギを持ってるおっちゃんなんです。でも、『リア王』なんです。あんな芝居できませんよ。大竹しのぶが芝居を絶賛する人なんです」と、段田が今年出演した舞台「リア王」を持ち出し称賛した。

　さらには「普段は阪神タイガースのことしか考えてないんですよ。でも、『リア王』なんですよね。ホント不思議です。いろいろな面を持ってる。普段はあんな開いた、ここの空気がおかしいと言ったけど、あいつがおかしいんです」と鶴瓶。「絶対に芝居見に行ってください。段田安則の芝居、ぜひ見に行っていただきたい」と呼びかけた。