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【甲子園】新庄劇場に両校ナインうっとり 札幌出身京都国際・沢田「両親が新庄さんみたいな選手になれと」

スポニチアネックス / 2024年8月17日 14時17分

<西日本短大付・京都国際>観戦に訪れ、拍手を送る日本ハム・新庄監督(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第11日3回戦 西日本短大付0―4京都国際(2024年8月17日 甲子園)

 日本ハムの新庄剛志監督(52)が17日、甲子園を訪れ、母校の西日本短大付(福岡)と京都国際の試合を観戦した。白いTシャツに黒いサングラス姿で現れた新庄監督は、選手に向けて手を振る場面もあり、それに気づいた数人の選手も新庄監督に手を振る場面も見られた。

 また、来場に気づいたファンが「新庄さんーー!!」などと呼びかけ、新庄監督を一目見ようとバックネット裏に殺到。警備員が「座席にお戻り下さい」とアナウンスで沈静化を図った。警備員のアナウンスで事態は収拾しかけたが、パニック状態となり、新庄監督は一時退席した。その後は記者席の後ろにある放送席から貴賓席に移動。試合前のシートノックを興味深げに見つめる姿もあった。大会本部も「当初、記者席後方のタイガースアイで観戦する予定でしたが、新庄監督を見ようと、多数のお客さまがタイガースアイ近くの通路に押し寄せて危険な状況となりましたので、新庄監督には最上段のロイヤルスイートルームに移動していただきました」と発表する異例の事態となった。

 試合は2回に1メートル85センチの長身右腕・村上が、自身の暴投や適時打を浴びて2点を先制された。なおも2死一、二塁で1番・金本に右前打を許したが、右翼・斉藤が新庄監督ばりの好返球で二塁走者の本塁生還を許さなかった。このプレーには甲子園も大盛り上がり。観戦に訪れた新庄監督も手を叩いてこのプレーを称えた。

 「6番・右翼」で先発した斉藤は、打撃でも2回に中前打を放つと、4回にも中前打を放ってチャンスメーク。初戦の金足農戦は4打数2安打1打点、2回戦の菰野戦でも3打数1安打2打点とバットでも存在感を示した。

 試合後、斉藤は新庄監督ばりの好返球について「もう落ち着いてここで食い止めようと。1回ランナーを見て、三塁を回った瞬間、絶対刺すって。(新庄監督が)来ると聞いた時に絶対いいところを見せて、試合に勝つという気持ちで挑みました」と振り返った。新庄監督が好返球を見て喜んでいたことを伝えられると「うれしいです。新庄さんは肩が強い。外野手で強い送球が持ち味っていうのは分かっていた。自分もそこが持ち味なので、そこで刺せてよかったです」とうれしそうに話した。

 「1番・中堅」で先発し、1安打を放った2年生の奥は、高校時代に新庄監督と同期だった西村監督から「現役時代はみんなが寝てる間も夜中に新庄さんだけバット振っていた」という伝説を伝え聞き「今は(派手に)あんな感じでやってますけど、本当はすごい努力していて、責任感強い人なんだなって思いました」と刺激を受けた様子だった。

 先発して5回で10安打を浴びながら3失点(自責1)と粘りの投球を見せた村上は、新庄監督の応援に「スターがいるなと自分たちは見ていた。凄いしかないです。みんな注目していてみんな新庄さんを見ていた。本当に凄い人だときょう改めて実感した。自分も将来そういう選手になりたいと思いますし、きょうの新庄さんからもらったパワーをしっかり次のステップで頑張っていきたい」とコメント。2番手で登板し、1回無失点に抑えた中野も「立っているのが見えてめちゃくちゃ歓声も湧いていた。オーラがあるな。オーラが違うなと思いました」と振り返った。

 また、京都国際の「3番・中堅」で先発した沢田は日本ハムが本拠を置く北海道の札幌市出身。2安打で2得点と勝利に貢献した。日本ハムファンの両親からは「新庄みたいなエンターテイナーになれ、とにかく新庄みたいに目立てる選手になれ」と言われてきており「新庄監督が見ているという意識はなかったんですけど、結果的に気付いたら打つことができていて良かったです。僕ももともと北海道出身なので、今大会通じて何か感じるものはありました。肩が強くて全てにおいてレベルの高い選手だと思っています。(両親は)たぶんうれしかったと思います。遠いところから毎試合見に来てくれているので、ありがとうと言いたいです。僕にできることは結果で返すことなので、その面に関してはちゃんと打ったよと伝えたいです」と話した。

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