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早実の練習を重ねてきた内野5人シフト 内囿「トリッキーなプレーをしたとは思っていない」 

スポニチアネックス / 2024年8月17日 20時38分

<大社・早実>9回サヨナラのピンチでの早実のシフト (撮影・亀井 直樹)

 ◇第106回全国高校野球選手権 大社3―2早実(2024年8月17日 甲子園)

 2―2と同点に追いつかれ1死二、三塁とサヨナラのピンチだった早実の9回の守備。意表を突く内野5人シフトを敷くと、2万2000人が詰めかけた甲子園がざわめいた。

 練習されてきたプレーだった。7回にヒットと相手の後逸で一気にホームに生還した内囿光太(3年)は「絶体絶命の時に相手が小技がうまいチームだったら内野5人シフトを敷くと決めている」と明かす。レフトゴロでピンチを脱した。「練習からああいうプレーをやっていて、自分たちはトリッキーなプレーをしたと思っていないですし。あれがうまくはまっただけであって、うまくいったと思う」と振り返った。

 終盤は大社を応援する手拍子が球場を包んでいた。内囿は「自分たちも応援凄いと言われているんですけど、大社さんはまわりを引き込む力が凄いというか、自分たちの応援を超えるまわりの影響力が凄くて。やっている分としては自分たちは飲み込まれないようにとやっていたんですけど、やっぱりどこかで飲み込まれて。そこは2年生、1年生にいい経験をしてもらったと思う。それをつなげていってほしい」と言葉を送った。

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