ドジャース・大谷 “特注グッズ”使用も5打数無安打 ベンチ裏で怒りあらわ

＜カージナルス・ドジャース＞5回、左飛に倒れる大谷（撮影・西尾　大助）

　◇ナ・リーグ　ドジャース7－6カージナルス（2024年8月16日　セントルイス）

　ドジャースの大谷は、特別なデザインのバットやスパイクで個性を表現できる「プレーヤーズ・ウイークエンド」初戦で5打数無安打と不発だった。

　愛犬デコピンがプリントされたスパイクや、日本語で「世界一」「改善」と記されたバットを使ったが、9回は明らかなボール球のスライダーを空振り三振。ベンチ裏でバットを投げつけ、珍しく怒りをあらわにした。

　8月6度目の無安打で、月間打率は・164。元祖二刀流ベーブ・ルースの命日だったこの日、先発右腕グラスノーが右肘の炎症で負傷者リスト入りし、チームも苦境が続くが、6回にキーアマイヤーの決勝3ランで競り勝った。デーブ・ロバーツ監督は「大きな1勝」と満足げだった。（笹田幸嗣通信員）