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【甲子園】早実 9回「内野5人シフト」で狙い通りの「左ゴロ」 サヨナラのピンチ脱出も力尽く

スポニチアネックス / 2024年8月18日 5時2分

<大社・早実>9回サヨナラのピンチでの早実のシフト(撮影・亀井 直樹)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第11日・3回戦 早実2-3大社(2024年8月17日 甲子園)

 甲子園が何度もどよめき、歓声を上げる2時間40分の名勝負が生まれた。早実は第4試合で延長11回タイブレークの末、大社にサヨナラ負け。62歳の和泉実監督は「生徒はようやった。60過ぎてこんなにいい経験をさせてくれる。“こいつらすげぇ”と思いました。甲子園のナイターは奇麗だね。美しかった」と声を震わせた。

 京セラドームでのデーゲームを終えたOBの日本ハム・清宮が来場。バックネット裏の観覧席で見守ると直後の6回に同点、7回に勝ち越しと流れが変わった。同点に追いつかれた9回はなおも1死二、三塁の大ピンチで和泉監督が「とにかくスクイズだけはさせまい」と奇策を打った。

 左翼手に代えて本職は二塁手の西村悟志(1年)が投手前の三塁寄りに守る「内野5人シフト」。狙い通りに西村の前に詰まったゴロが転がり一塁アウト。一塁送球間に本塁を狙った三塁走者もアウトにした。10回の守備は通常守備に戻したためワンプレーの起用となった1年生は「体のどこに当たってでも止めようと強い気持ちを持った」。練習で準備した秘策が「7―3―2」の併殺を生んだ。

 だが、11回に力尽きた。1924年夏の大会に出場した19校で唯一、甲子園100周年の今大会に出場し16強。6回から試合終了まで後輩たちを見届けた清宮は「いい試合を見せてもらった。後輩たちに感謝です。内野手5人の守りとか、勝ちへの執念を改めて教えてもらいました」と拍手を送った。(柳内 遼平)

 ▼大社・藤江龍之介(2番の左打者。9回1死二、三塁で内野5人シフトにはまる左ゴロに倒れ)ビックリしました。流し打ちが得意なので三遊間を抜きたいと。得意なヒットゾーンを防がれ、相手が一枚上手だなと思いました。

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