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【甲子園】小松大谷が駆け抜けた「感謝の夏」が終わった 東野主将「“頑張れ石川”と書かれた…」

スポニチアネックス / 2024年8月18日 5時2分

<智弁学園・小松大谷>8強入りならず、応援団にあいさつする小松大谷ナイン(撮影・北條 貴史)

 ◇第106回全国高校野球選手権第11日 3回戦 小松大谷3ー6智弁学園(2024年8月17日 甲子園)

 星稜を倒してつかんだ甲子園切符。聖地でも大阪桐蔭を破る番狂わせを演じた小松大谷の夏が終わった。

 西野貴裕監督は「西川(大智)は研究されているだろう」と読んで2年生左腕・中田凜を先発させたが、2回1/3を2失点。2番手・竹本陽も4失点(自責0)で2回2/3で降板した。

 「追う展開に慣れていなかった」と話した東野達(いたる)主将は9回1死二塁から左前に適時打を放って4番の意地を見せたが、及ばず。東野は春季北信越大会後に主将をエースの西川から引き継ぎ「3年生も下級生もついてきてくれた」と感謝した。

 元日の能登半島地震で被災した故郷に勇気を与えた2勝。「球場全体で拍手してくださったり“頑張れ石川”と書かれた物を持っていた方もいた。支えてくださった方々には感謝しかないです」。うっすら浮かんだ東野の涙が、石川への思いを何よりも語っていた。

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