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神戸 連覇へ激痛ドロー “阪神ダービー”終了間際に同点弾許す 吉田監督「最後の最後で詰めの甘さ出た」

スポニチアネックス / 2024年8月18日 7時2分

 ◇明治安田J1リーグ 第27節 神戸2ー2G大阪(2024年8月17日 ノエスタ)

 明治安田J1リーグは9試合が行われ、昨季王者で前節5位の神戸と同4位のG大阪による上位対決は2―2で引き分けた。FW大迫勇也(34)とFW宮代大聖(24)の得点で2度リードを奪ったが、試合終了間際に追いつかれた。新加入のDF中山雄太(27)のゴールなどで磐田に圧勝した首位・町田との勝ち点差は7に広がった。京都はC大阪を5―3で下し、J2自動降格圏を脱出した。

 大歓声に沸くG大阪サポーターとは対照的な大ブーイングが、この一戦の意味を物語っていた。2度のリードを奪いながら、昨季王者の神戸は後半アディショナルタイムに追いつかれ、痛恨のドロー。残り11試合で首位・町田との勝ち点差は7に広がった。

 「最後の最後で詰めの甘さが出た。チームとして何をすべきか。どう試合を終わらせるべきかが、まだ甘かった。もう一度突き詰めたいし、諦めずに戦っていきたい」と吉田監督。前半48分にFW大迫が先制点を挙げ、後半39分には負傷明けのFW宮代が勝ち越し点を奪った。理想的な展開だった。だが試合をしっかり締めていた昨季と違い、今季は名古屋戦(7月20日)など土壇場で追いつかれるケースも散見される。宮代は「少し守りに入ってしまった。個人としては嬉しいけど勝てなくて悔しい」と反省の言葉を口にした。

 目指すリーグ連覇へ向け、もう1試合も取りこぼせない中、前半18分にはFW武藤が腰のあたりを痛めて負傷交代。14日の時点でMF山口やDF酒井も別メニュー調整が続いており、25日の鳥栖戦は“四天王”のうち3人を欠く可能性がある。昨季王者は今季最大の正念場を迎えた。(飯間 健)

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