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リール指揮官「とても怖かった」 開幕白星発進も…緊急搬送ゴメスの容態を気遣う「試合は二の次だった」

スポニチアネックス / 2024年8月18日 6時17分

リールのジェネシオ監督(AP)

 ◇フランス1部開幕節 リール2―0Sランス(2024年8月17日)

 フランス1部リールのブルーノ・ジェネシオ監督(57)は17日、白星発進となった開幕節スタッド・ランス戦で緊急搬送されたMFアンヘル・ゴメス(23)について試合後、クラブ公式サイトで「私にとって今夜の試合結果は二の次だった」と複雑な心境を吐露した。

 試合は前半11分、A・ゴメスが相手MFコネと空中で激しく激突。危険な倒れ方をしたA・ゴメスはそのまま起き上がれず試合が中断。様子を確認したチームメートが大声でドクターや担架を要請し、両チームのイレブンで輪になって壁を作りピッチ内で長時間治療を行う事態に。そのまま前半30分を経過し、A・ゴメスが担架でピッチ脇に待機していた救急車に運ばれそうになると両サポーターから大きな拍手が沸き起こった。さらに両チームのイレブンは担架を囲むようにして集まり、A・ゴメスの無事を祈るように送り出す場面があった。

 その後、A・ゴメスの状態についてリール公式Xは「アンヘル・ゴメスが意識を取り戻し、無事病院に搬送されたことが確認できました」と報告。試合後、ジェネシオ監督は「とてもショックでした。一瞬で大変なことだと理解しました。私たちはとてもとても怖かったです。ピッチ上では見てはいけない光景でした。私にとって今夜の試合結果は二の次でした」とコメントしたとクラブ公式サイトが紹介。

 続けて「アンヘルは担架で運ばれた時に意識があった。彼が結果を求めるようなユーモアのセンスを見せたことは良い兆候だ。ただ、復帰には少し待つ必要があると思います。今は入院中で、最も重要なのは彼が元気に回復することです」と会話内容の一部を明かした。

 それでもチームに走った衝撃を「正直、とてもとても怖い場面だったので、もうあの映像は見たくない。選手やスタッフにとっては感情的に受け止めるのが非常に難しかったはずだ。なかには涙を流しそうになったものもいた」と振り返った。

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