フジ解説委員・松山俊行氏 岸田首相の総裁選不出馬「麻生氏の“あなたは決選投票で勝てない”が決定打」

フジテレビ

　フジテレビ政治部長で解説委員の松山俊行氏が18日、同局「日曜報道　THE　PRIME」（日曜前7・30）に出演。岸田文雄首相（67）が14日、官邸で記者会見し、再選を目指していた9月の自民党総裁選に立候補しないと表明したことに言及した。

　岸田首相は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について「私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かいたい」と責任を取る考えを示した。

　2021年10月の発足から3年での退陣。ポスト岸田として、「小石河」の小泉進次郎元環境相（43）、石破茂元幹事長（67）、河野太郎デジタル相（61）のほか、茂木敏充幹事長（68）、小林鷹之前経済安全保障担当相（49）、加藤勝信元官房長官（68）、高市早苗経済安全保障担当相（63）、上川陽子外相（71）、林芳正官房長官（63）、野田聖子元総務相（63）、斎藤健経済産業相（65）の名前が挙がっている。

　松山氏は、岸田首相が総裁選不出馬を決意した理由について聞かれ、麻生太郎副総裁が6日前後に岸田首相に「このままでは（総裁選の）決選投票であなたは勝てない」という話をしていたと言い、「実は麻生さんと岸田さんは6月にも会食しているんですが、この時にすでに、このまま何もしなければ、決選投票になったら、あなたは残りの候補を推す人たちがアンチ岸田に回った場合には勝てませんよ、ということを直言していたということなんですね。あとまあ、この低迷する支持率では、このまま総選挙に突入した場合、選挙でも勝てないだろうということを言っていたということで、このことが事実上、岸田さんがやっぱり麻生さんは最後は支持してくれないんじゃないかということを判断して、決定打になったんじゃないかというふうに見られています」と解説した。