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松山英樹 5差の単独首位で最終日へ「びっくりしている」ツアー10勝目に王手

スポニチアネックス / 2024年8月18日 11時4分

単独首位に浮上した松山(AP)

 ◇米男子ゴルフツアー フェデックス・セントジュード選手権第3日(2024年8月17日 米テネシー州 TPCサウスウインド=7243ヤード、パー70)

 首位タイから出たパリ五輪銅メダルの松山英樹(32=LEXUS)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの64をマークし、通算17アンダーで5打リードの単独トップに立った。2月のジェネシス招待に続く今季2勝目、ツアー通算10勝目に王手をかけた。ニック・ダンラップ(20=米国)が通算12アンダーの2位で続いた。

 最終18番でカップ奥から1メートルの嫌な距離のパーパットを、ど真ん中から沈めきった。首位タイから出た松山がこの日ベストとなる64のビッグスコアをマーク。充実の表情でしたたる汗を拭った。「びっくりしているし、いいプレーができたと思う」と振り返った。

 序盤で勢いに乗った。1番がバーディー、2番がボギーの滑り出しで迎えた3番パー5。フェアウエーからの第2打をウッドでピン左奥4メートルにつけ、これを沈めてイーグルを奪った。その後も4バーディーを重ねてぐんぐんとスコアを伸ばした。スコアに対するパットの貢献度を示す数値「ストロークゲインド・パッティング」は全体1位(1・804)とグリーン上が安定。「ショットは良かったり悪かったり」と言うが、要所でのショットにもキレがあった。

 パリ五輪を終えて米国へ移動する経由地の英国ロンドンで盗難被害にあった。自身の財布、早藤将太キャディーと黒宮幹仁コーチのパスポートを盗まれた。幸いにも銅メダルは無事だったが、早藤キャディーらはパスポート再発行など手続きのため日本に帰国。急きょ田渕大賀キャディーにバッグを託す事態となったが、「新鮮な感じでできた」とプラス材料に変えた。もちろんそれも、地力があるからこそだ。

 2月のジェネシス招待に続く今季2勝目、ツアー通算10勝目をはっきりと視界に捉えた。年間王者を決めるプレーオフシリーズの初戦で優勝となれば、第3日を終えた順位で試算すると、ポイントランクが現在の8位から3位に浮上する見通し。初の王者戴冠に向けても、大きな勝利になる。

 心配される腰の状態については、「腰(の痛み)はスイングには影響がなかったので、そこは良かった」という。最終日に向け、「簡単なコースではないので、3日間と同じようにいいプレーができるように準備したい」と冷静に語った。

 ▽プレーオフシリーズ 07年から始まった年間王者を決める戦い。レギュラーシーズンのフェデックスカップ・ポイントのランキングで上位70人が出場。3試合で構成され、第2戦のBMW選手権(優勝賞金400万ドル)は同50人、最終戦のツアー選手権は30人と人数が絞られていく。最終戦は1位10アンダー、2位8アンダーなどポイントランクに応じたハンディキャップ制。優勝者が年間王者となり、2500万ドル(約37億円)のビッグボーナス、5年のシードなどが付与される。初代王者はタイガー・ウッズ(米国)で、最多はロリー・マキロイ(英国)の3回。

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