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大谷翔平 8月不振の理由「構えている段階でいい未来が見えていない」38号が不振脱出のきっかけとなるか

スポニチアネックス / 2024年8月18日 11時21分

38号を放ち、右手を突き上げるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース2-5カージナルス(2024年8月17日 セントルイス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、敵地でのカージナルス戦に「1番・DH」で先発出場した。第3打席でカージナルス戦初本塁打、4試合ぶりの一発となる38号を放ち、日本選手初のメジャー全30球団制覇を達成した。大谷は今季7度目の1試合2盗塁を決めるなど奮闘したが、チームは3ゲーム差の2位ダイヤモンドバックスが敗れている中で5連敗中だったカージナルス相手に手痛い敗戦となった。

 大谷は試合後、本塁打の感触を問われると「甘い変化球でしたけど、結果的にホームランになってくれてよかった。他の打席もいいクオリティーにしたいと思っています」と振り返った。また、8月に精彩を欠いている要因を問われると「100%自分の動き、技術的な部分かなと思います。動き方じゃないかと思っている。構えている段階でいい未来が見えていない感じではある。それをアプローチやいろんなところで補うのも技術ですし、自分の状態を上げていくのも技術だと思います。(悪い部分は)スイングよりも構えだと思っている。攻め方が大きく変わっているわけではない。どんな球種でもストライクにきたボールは打てるボールだと思っている。打ったと思ったボールが空振りしたり、ファウルになっている状態があまり良くない」と説明した。

 3回までに2盗塁を決めて足で魅せていた大谷が今度はバットで見せた。5回2死走者なしで迎えた第3打席。カウント1―1からナックルカーブにやや泳がされながら粘り腰でバットで拾うと、21度の低い角度で右翼方向へ。打球速度111.9マイル(約180.0キロ)の低弾道弾で、侍ジャパンで同僚だった右翼ヌートバーの頭上を越えて右翼ブルペンへ飛び込んだ。飛距離は384フィート(約117.0メートル)だった。30球団から本塁打を放つのはベッツ、ソトらに並んで現役19人目で、引退した選手ではミゲル・カブレラら過去62人が達成している。

 大谷は今月5日のフィリーズ戦で34号を放ち、メジャー29球団目のアーチとなり、全30球団制覇に王手をかけていた。また、ブッシュ・スタジアムでの本塁打も初めてでこれで28球場目。残るはマーリンズ、フィリーズ、ダイヤモンドバックスの本拠球場となっている。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は、過去に40本塁打&40盗塁を達成した過去5人の達成時の試合数を紹介。最速は2006年、アルフォンソ・ソリアーノの147試合が最速で、大谷はこの日で121試合目。史上最速での大台到達の可能性がありそうだ。

 初回は右腕パランテとの対戦。フルカウントからの6球目は自打球を当ててヒヤリとさせたが、8球目を見逃して四球。さらに次打者ベッツの打席で二盗を成功させ、今季36盗塁。ベッツの左飛で三塁にタッチアップと足で見せ場をつくった。そして3番フリーマンが中前適時打を放ち、大谷の足が先制点につながった。

 特別なデザインのバットやスパイクで個性を表現できる「プレーヤーズ・ウイークエンド」で前日に続き、愛犬デコピンがプリントされたスパイクを着用。そのスパイクを履いた大谷がデコピンばりの快足で躍動した。

 3回先頭で迎えた第2打席はカウント0―2から4球目のワンバウンドしたナックルカーブにバットが出てハーフスイング。捕手が三塁側へボールをこぼすと、球審のスイングのコールとともに慌てて一塁へ走り出し、振り逃げで出塁した。さらに3番フリーマンの打席でこの日2個目の二盗を決め、盗塁数を37に伸ばした。

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