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阿部一二三 “ゾーン”に入った試合明かす アクシデントに見舞われるも「“決めれるな”っていう」

スポニチアネックス / 2024年8月18日 15時41分

阿部一二三

 パリ五輪の柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した阿部一二三(27=パーク24)が、17日放送の日本テレビ「Going!Sports&News」(土曜&日曜後11・55)に出演。ゾーンに入った瞬間について語る場面があった。

 番組では、視聴者から「ゾーンに入った瞬間は?」という質問が寄せられた。阿部は「ありましたね。1番感じたのは準々決勝の時に」と明かした。

 準々決勝ではタジキスタン選手と対戦。開始43秒で技ありを奪ったものの、2分過ぎに鼻血の治療で試合は一時中断。さらに30秒後にも再び鼻血で治療するなどアクシデントに見舞われた。同じ箇所の治療は3度目で「棄権」というルールがあり、絶体絶命のピンチに立たされが、再開から13秒、大内刈りで技ありを奪って合わせ技一本で準決勝進出を決めた。

 阿部自身もこの試合を「負けかけた試合」と振り返り、「あそこでゾーンに入ったんですけど、試合の途中、2回目の鼻血を出した時の鼻に詰め物してる時に、“いやもう、これ次決めるしかない”というか、“決めれるな”っていう」という心境になったことを打ち明けた。「(試合を)やってる時じゃなくて、詰めてる時、戻る時に“これはいける”っていう。降って来るみたいな、何かが降りてくるみたいな」。

 ゾーンに入るとどのような感じになるのか聞かれると、「イメージも沸くし、僕はいつもゾーンに入ると“いけるな”っていう確信が(ある)。どの試合もそれで負けたことはないですね」と話していた。

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