クリスタルパレス鎌田 黒星発進も…プレミア開幕戦スタメンデビューで攻守に奮闘

＜ブレントフォード・クリスタルパレス＞後半、同点に追いつき喜ぶ鎌田（右）らクリスタルパレスイレブン（ロイター）

　◇プレミアリーグ開幕節　クリスタルパレス1―2ブレントフォード（2024年8月18日）

　サッカーのイングランド・プレミアリーグでクリスタルパレスに加入したMF鎌田大地（28）が18日、敵地で行われたブレントフォードとの開幕戦でスタメン出場。得点に絡めないまま後半25分で途中交代。試合は1―2で敗れ黒星発進となったが攻守に奮闘し、世界最高峰のリーグで大事な一歩を踏み出した。

　昨季限りでラツィオ（イタリア）を退団した鎌田はアイントラハト・フランクフルト（ドイツ）時代の恩師グラスナー監督が指揮を執るクリスタルパレスに加入。11日に行われたナント（フランス）との開幕前、最後のプレシーズンマッチではゴールを決め、上々の状態でシーズン開幕への調整を終えた。

　すると指揮官は鎌田を開幕戦でスタメン起用。3―4―2―1の前線2列目2シャドーの一角に入ってプレー。前半はシュートこそなかったが、積極的に動き回って中盤でパスを受け攻撃の起点に。GKに激しいプレスを仕掛けミスパスを誘発させ好機に繋げるなど守備でも奮闘した。

　試合は前半29分、右サイドのフリーキックからMFエゼが右ポスト直撃の素晴らしいシュートでゴールネットを揺らすも、壁の位置での競り合いに味方に反則があったとして得点は認められず。その2分後、FWエンベウモに個人技からゴールを決められ先制点を奪われた。

　1点追いかけるチームは後半12分、左からのクロスをファーサイドのDFムニョスが頭で中央へ折り返すと相手DFのオウンゴール誘発し同点に追いつく。しかし31分、FWウイサに再び勝ち越しゴールを許し1―2。惜しくも黒星発進となった。

　鎌田は疲れの見えた後半25分にFWアイェウと途中交代。得点には絡めなかったが、大きなミスもなくデビュー戦を終えた。鎌田の動き出しに合わせて味方がパスを出してくれる場面もあり、連係面でも今後に期待を感じる内容だった。