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ドジャース・大谷 全30球団制覇弾! 弾丸38号で現役19人目&日本選手初も「良い未来が見えない」

スポニチアネックス / 2024年8月19日 1時31分

<カージナルス・ドジャース>5回、ソロを放ち祝福を受ける大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース2-5カージナルス(2024年8月17日 セントルイス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、カージナルス戦で38号ソロを放ち、日本選手で初めて全30球団からの本塁打をメジャー7年目で達成した。現役選手では史上19人目。8月は打率・172と不振にあえぎ苦悩の日々を過ごすが、これで月間6本塁打となった。1試合2盗塁も決め今季37盗塁。メジャー史上6人目となる「40―40(40本塁打&40盗塁)」の偉業達成も目前に迫ってきた。

 昨年3月のWBCで侍ジャパンでともに戦った右翼・ヌートバーの頭上を越え、ブルペンに飛び込んだ。日本選手初、同僚のベッツらに続く30球団制覇弾。8月は不振にあえぎ、チームも敗れたこともあってか、大谷は「どういうチームからも打てるのはいいこと。どういう投手が来てもいい打席を送れたらいい」と冷静に語った。

 1―3の5回2死。甘いカーブを力感のないスイングで捉えた。右越えに運ぶ38号ソロ。エンゼルス時代に24球団から、ドジャースに移った今季は古巣を含めて残り6球団から一発を見舞ったが、表情を緩めなかった。

 8月は打率・172と苦しみ、3割を維持していた打率はナ・リーグ7位の・291に低下した。苦悩を物語るように「100%自分の動き、技術的な部分。構えている段階で、良い未来があまり見えていない」と分析。敬遠を除く四球率(四球÷打席数)は7月までの・128から8月は・071に低下する。好調時は好球必打が信条で、ボール球に手を出して凡退する傾向が強まっている。

 それでも、今月は6本塁打目。苦手とする8月の過去最多8本を上回るペースだ。ナ・リーグの本塁打王争いも2位のオズナ(ブレーブス)に2本差を維持。タイミングさえ合えば放り込める長打力は健在だ。試合前、デーブ・ロバーツ監督は下半身の動きのズレを指摘し「足元と地面の感覚を失っている。アイススケートの氷の上にいるような感じ」と語ったが、試合後は「今夜は最高に良かった。最初の打席から戦えていた」と称賛した。

 一方、俊足にスランプはない。特別なデザインのバットやスパイクを使う「プレーヤーズ・ウイークエンド」第2戦。前夜に続き愛犬デコピンがプリントされたスパイクを履き、初回と3回に二盗を決めた。今季37盗塁。この日が121試合目の出場で、06年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の出場147試合目を超える史上最速の「40―40」の偉業が目前に迫ってきた。

 2位パドレスまで2ゲーム差とナ・リーグ西地区の優勝争いは混戦模様で、大谷にとって個人成績は二の次だ。「勝ちを積み上げ、余裕のある状態で9月に入れるのがベスト」と気を引き締めた。

 ≪日本選手最多28球場目≫大リーグが昨季から全球団対戦の日程に変更した影響が大きく「30球団制覇弾」は昨年は9人、今年は大谷が5人目で、引退した選手も含め計81人が達成している。移籍経験のないジャッジ(ヤンキース)、トラウト(エンゼルス)らは未達成。大谷にとって日本選手最多の28球場目での本塁打となり、残りはマーリンズのローンデポ・パーク、ダイヤモンドバックスのチェース・フィールドなど4球場となった。

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