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広島 坂倉弾から6年ぶり1試合9長打!新井監督「サクの3ランが火をつけた」 巨人との天王山へ弾み

スポニチアネックス / 2024年8月19日 5時47分

<ヤ・広>初回、坂倉は先制3ランを放つ(撮影・長久保 豊)

 ◇セ・リーグ 広島8ー2ヤクルト(2024年8月18日 神宮)

 広島・坂倉将吾捕手(26)が18日のヤクルト戦で初回に先制の決勝8号3ランを左翼へ運び、快勝を呼び込んだ。3回には小園海斗内野手(24)が86日ぶりの2号ソロを放ち、末包昇大外野手(28)も同じく86日ぶり3度目の猛打賞。毎回16安打に加え、長打9本は6年ぶりの活況だ。2位・巨人に再び1ゲーム差をつけ、20日からの直接対決へ弾みをつけた。

 坂倉のひと振りが打線を活気づけた。初回2死二、三塁で石川の初球、外角スライダーを左翼席へ。12日のDeNA戦以来、4試合ぶりの先制8号3ランだ。過去7本塁打は中堅から右方向で、今季初めて逆方向へアーチを描いた。

 「(逆方向は)たまたまじゃないですか。外の球を打っただけだと思う。一発で仕留められているので、そこはいいかと思う」

 今季の神宮球場では27打数11安打、打率・407、2本塁打。セ本拠地で最も相性のいい舞台で本領を発揮した。打率・203だった前半戦から一転、後半戦20試合で打率・408。無安打は3試合しかない。7月28日のヤクルト戦以降の3本塁打はすべてファーストストライクを捉え、「だいぶん迷惑かけているので、まだまだ取り返すつもりで頑張りたい」と緩まない表情が頼もしい。

 1点を返された直後の3回1死では小園が石川の高めカットボールを仕留め、右翼席へ2号ソロ。5月24日のDeNA戦以来、255打席&86日ぶりの感触に笑みがこぼれた。

 「入ると思わなかったが、いいさばきができた。しっかり反応もできたので良かった」

 さらに前夜に2本塁打でプロ最長26打席連続無安打のトンネルを抜けた末包は初回2死一塁からの左翼線二塁打など3安打し、同じく5月24日DeNA戦以来、3度目の猛打賞だ。中軸がそろって長打で貢献し、打線全体でも1試合9本の長打は18年8月1日ヤクルト戦での10本以来。16安打8得点の盛況で今季初の毎回安打を飾り、新井監督は最敬礼した。

 「サク(坂倉)の3ランが打線の火をつけたと思う。みんないい打撃だった。何から言っていいのか…。それぐらい良かった」

 前夜に勝率2厘差まで迫られた2位・巨人を再び1ゲーム差に引き離し、あす20日からは敵地・東京ドームで直接対決3連戦。6年ぶりリーグ優勝への天王山を前に新井監督は「楽しみ。うちの選手もギラついてますから」と声を弾ませる。決戦への準備は整った。(長谷川 凡記)

 ≪20日から直接対決 広島3連勝でマジック30≫○…広島は連敗を阻止して首位をキープ。8月に入り、セで連敗がないのは広島だけだ。あす20日からは2位巨人と直接対決3連戦で、広島が3連勝すると優勝へのマジック30が初点灯する。

 ○…打線は二塁打6、三塁打1、本塁打2の長打9本。1試合で9長打は、18年8月1日のヤクルト戦(神宮)で10本(二塁打4、本塁打6)を放って以来。両リーグ最少180長打のチームが珍しい攻勢をかけた。また、石原の1試合3二塁打は球団タイ記録。

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