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ソフトバンク・牧原大 「ワンワンデー」愛犬に勇姿を示す決勝1号ソロ

スポニチアネックス / 2024年8月19日 6時3分

<ソ・ロ>2匹の愛犬とお立ち台で写真に納まる牧原大(撮影・成瀬 徹)      

 ◇パ・リーグ ソフトバンク2ー1ロッテ(2024年8月18日 みずほペイペイD)

 静かに燃えていた。0―0の5回1死、ソフトバンクの9番・牧原大は好投していたロッテ・種市が投じた初球の高めフォークを逃さなかった。右翼ホームランテラス席に飛び込む1号決勝ソロ。一夜で汚名返上した。

 「(種市は)いいピッチャーだし、腹をくくって思い切り行った。昨日は僕のエラーで負けた。取り返すことができてよかった」

 17日の同カードは2―2の8回無死、二塁正面の簡単なゴロを捕球ミス。そこから3失点して、チームの連勝は2で止まった。「がむしゃらに、というより冷静に、球が飛んできたら絶対にアウトにする」とこの日は試合前の朝から練習。小久保監督は「ミスは誰にでもある。取り返してやるという気持ちで入るかが大事。それがあった」と満足げだ。

 対種市は通算26打数10安打の打率・385、3本塁打6打点の相性通りの会心の一発だったが、背番号8は無表情でベースを回る。失敗を取り戻すためにはまだまだ、足りないと言いたげだった。

 ただ、そんな牧原大の表情が緩んだ瞬間がある。ロッテ3連戦はペット同伴で試合観戦できるイベント「いざゆけワンワンデー」として開催され、愛犬トイプードル2匹も“観戦”。「昨日のミスとか、そういう時に気持ちを入れ替えさせてくれる存在」とお立ち台ではおこげとあずきの2匹を抱いて写真撮影した“飼い主”にも少し、笑顔が戻った。

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