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【甲子園】号泣の滋賀学園先発・土田「来年リベンジ」7回途中まで力投し「甲子園は実力以上のものを発揮」

スポニチアネックス / 2024年8月19日 13時18分

<青森山田・滋賀学園> 7回、脇本(左)にマウンドを託して降板する滋賀学園・土田(撮影・大森 寛明)

 ◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 滋賀学園0-1青森山田(2024年8月19日 甲子園)

 滋賀学園は青森山田に敗れ、準々決勝敗退。春夏通じて初の4強進出を逃した。

 先発した土田悠貴(2年)は6回まで相手打線をわずか1安打も7回、先頭に内野安打を許したところで降板。後を継いだエース・脇本耀士(3年)が2死三塁から青森山田の5番・吉川に左前へ決勝打を浴びた。

 試合後、土田は泣き崩れ、脇本らに体を支えられるなど、悔しさで涙が止まらなかった。

 力投した右腕は「杉本さんのミット目がけて信じて投げていました。とにかくいいバッターばかりだったので、ビビることなく正面から押し切っていくことを意識していました」と6回0/3を2安打7奪三振だった投球を振り返った。

 マウンドを降りる際には脇本の肩を抱き、「頼みます」と後を託してベンチへ。「下りてからは声を出し続けることが自分の出来ることだったんで」と声で試合を盛り立てた。

 今大会初先発に「緊張もしたんですけど、それよりもやっぱ楽しみで。いいバッターたちがいて、楽しみで。今、どれだけできるかな。自分に対しての不安はなかったです」とし「甲子園は自分の実力以上のものを発揮してくれるなって感じた。1球1球に歓声が沸く」と聖地の後押しに感謝した。

 そして「最高の舞台でしたけど負けてしまって…。来年帰ってきてリベンジしたい」と雪辱を誓った。

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