リーグワン神戸、新シーズンに向けて始動 2季目のレニーHC「プレーオフ進出は最低限の目標」

円陣を組む神戸の選手たち（提供:コベルコ神戸スティーラーズ）

　ラグビー・リーグワン1部の神戸が19日、新シーズンに向けて始動した。

　デイブ・レニー・ヘッドコーチ（HC）が見守る中、フィジカルの数値などを測定。走力などに基準値を設けており、就任2季目を迎えた指揮官は「しっかりと（オフにも）みんなハードワークをしたというのが分かる結果だった」と満足げにうなずいた。

　一昨季に9位と低迷しながら、昨季は5位。あと一歩でプレーオフ進出を逃した一方で、チームとしての成長は示した。確かなベースを築けたことから、昨季の開幕前よりも手応えがある。

　「（昨季に）コーチとして学んだことも多かったし、自分たちの選手に対する理解度も深まった。選手たちも、自分たち（コーチ陣）がどういうラグビーをしようとしているか理解度も深まっている」

　今季はもちろん頂点を狙いつつも「全てのエリアで昨季よりも成長すること」と指揮官は語気を強めた。その上で「まずプレーオフに進出できる位置に立たないと優勝する可能性はない。プレーオフ進出は最低限の目標になる」と現実的な目標も口にした。

　新シーズンに向けてスコットランド代表HOジョージ・ターナーやFLソセフォ・ファカタヴァ、WTBイノケ・ブルアらを補強。開幕までの数カ月間でさらにチーム力を高め、序盤戦から力を示す。