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有森裕子さん 高石ともやさん追悼 「自分で自分をほめたい」名言誕生のきっかけに…感謝つづる

スポニチアネックス / 2024年8月19日 16時12分

有森裕子氏

 五輪2大会連続メダリストの有森裕子さんが19日、自身のインスタグラムで、17日に82歳で亡くなったフォーク歌手の高石ともやさんへ感謝をつづった。

 有森さんが1996年アトランタ五輪の女子マラソンで、銅メダルを獲得した時、涙ながらに語った「初めて自分で自分をほめたい」の名言は高石さんの言葉がきっかけだった。

 有森さんがまだ高校生で陸上部の補欠で結果を出せていなかった1984年、京都で開かれた女子駅伝の開会式で、当時、京都陸協の審判員を務めていた高石さんが「この大会に選ばれたことを、自分で自分をほめてあげてください」から始まる詩を読み上げた。

 「自分で自分を…」。この言葉が心に響いた有森さんはすぐにメモを残し、いつか自身が言えるようになることを目標に、日記にはさんでいたという。のちに、有森さん本人からこのことを聞いた高石さんも「自分の言葉が伝わったことがうれしかった」と喜んでいた。

 高石さんの訃報を受け、有森さんは「#高石ともや #自分でほめてやろう #自分で自分をほめたいとおもいます #全国都道府県女子駅伝」とハッシュタグで追悼した。

 高石さんは立教大在学中にボブ・ディランらの歌を訳し、フォークソングを歌い始め、1966年12月に「かごの鳥のブルース」でデビュー。現代社会へのメッセージ性の強い歌で、学生運動全盛期の京都を中心に活動。68年には「受験生ブルース」が累計90万枚の大ヒットを記録し、関西のフォークソング界をけん引した。71年にバンド「ザ・ナターシャー・セブン」を結成し、京都市内に事務所を構えて再開。全国各地で野外コンサートを開くなどの活動を行った。「年忘れコンサート」は昨年末まで61回開催。80歳を迎えた2022年には大阪市内での取材会で「あと10年ぐらいで自分のフォークソング史をつくりたい」と90歳までの現役続行を宣言していた。だが、最近では入院し療養していた。

 高石さん自身も国内外のマラソン、トライアスロンの大会にも数多く参加。81年には日本初のトライアスロン大会「皆生トライアスロン’81」で優勝。ホノルルマラソンでは77年から参加して毎年出場し、昨年まで47年連続で出場するなど、マラソンランナーとしても活躍していた。

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