【スケボー】金メダリスト吉沢恋「まだ一つもかなえられていない」念願のテーマパークはいまだ行けず…

＜スケートボード吉沢恋会見＞スケートボードとパリ五輪で獲得した金メダルを手に笑顔を見せるスケートボードの吉沢（撮影・木村　揚輔）　

　スケートボード女子ストリートでパリ五輪で金メダルを獲得した14歳の吉沢恋（ここ、ACT　SB　STORE）が19日、東京都内の日本記者クラブで会見に臨み、「テレビ（出演）や取材を受け、やっぱり金メダルを獲ってうれしいと改めて実感するし、ここまで頑張って本当に良かったなと思う」と心境を語った。

　吉沢は日本国内のハイレベルな代表争いを見事世界ランキング1位で勝ち抜き、初の五輪に出場。本番ではベストトリックの4本目に代名詞の大技「ビッグスピンフリップ・ボードスライド」を決めて1位に躍り出て、そのまま金メダルを獲得した。

　中3とは思えない強心臓ぶりを発揮したが、「（大会は）今までの練習をたくさんの人に見てもらう（場所）。そう捉えられたのが、緊張せずに競技に向かえた理由」と語った。

　先月末の帰国時にはテーマパークに遊びに行くなど、中学生最後の夏休みを思い切り満喫するための意気込み（？）を示していたが、多忙を極めており「実際にはまだ一つもかなえられていない」と苦笑い。残り10日あまりの期間に「少し友達と遊びたいと思う」と話したが、9月には2つの国際大会出場を予定しており、「一番は練習をやっていかないといけない」と五輪女王の自覚も十分だった。