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【甲子園】大社先発の岸恒介 エース・馬庭の助言を胸に「意識してギア」4回4四球で失点「悔いが残る」

スポニチアネックス / 2024年8月19日 19時41分

<大社・神村学園>4回、押し出しの四球を神村学園・藤田に与えた大社・岸(左端)(撮影・岸 良祐)

 ◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 大社2-8神村学園(2024年8月19日 甲子園)

 大社(島根)が神村学園(鹿児島)に2-8で敗れ、1917年以来107年ぶりの4強入りはならなかった。第1回地方大会から出場を続ける「皆勤15校」の準決勝進出となれば、1961年準優勝の桐蔭(和歌山)以来だったが、あと一歩届かなかった。

 初戦から3試合連続完投の馬庭優太(3年)はベンチスタート。岸恒介(3年)が先発のマウンドに立った。試合当日の朝、先発を言い渡されたといい、「前日から馬庭以外の誰かでいくと聞いていたので、気持ちの準備は前日からしていて、やってやろうって気持ちで投げた」。エースの助言を胸に右腕を振った。

 初回は3者凡退と最高の立ち上がり。「馬庭から“初回絶対ギア上げろ”って言われていたので。しっかり意識してギアを上げて抑えれたのは良かった」。しかし、1点リードの2回に同点打を許すと、4回には4四球で一時勝ち越しを許し、2番手・山本佳汰(3年)にマウンドを譲った。神村打線に「威圧感」を感じ、「ゾーンに投げたら絶対に打たれる、厳しいところに投げよう投げようと思ってバラついて四球になった。そこは悔いが残ります」と唇をかんだ。

 今大会4試合目にして、初めてのマウンド。「今、甲子園に立ってるんだって。最初にアルプススタンドから凄い応援をいただいたので、凄い力になった」と振り返った。

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