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【甲子園】数々のドラマを残し、大社の夏が終わった 号泣の馬庭「いつか振り返ったときに…」

スポニチアネックス / 2024年8月20日 4時47分

<大社・神村学園>神村学園に敗れ号泣するエース馬庭(左から2人目)ら大社ナイン(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権第12日 準々決勝 大社2ー8神村学園(2024年8月19日 甲子園)

 107年ぶりの準決勝には手が届かなかった。大社のエース左腕・馬庭優太は、4試合目で初の救援待機。同点の5回無死一、二塁から3番手を担うも、5回8安打5失点と崩れた。「凄く悔しい。いつか振り返ったときに最高の夏だったと思えたらいい」。止まった進撃に、悔し涙が止まらなかった。

 11回149球完投した早実(西東京)との3回戦から、中1日。それでも「疲労は感じなかった」と言い訳にせず、雨でぬかるむマウンドに苦戦したことを「準備不足でした」と振り返った。2―3の7回1死一塁からは4連打を浴び一挙4失点。最大の武器である直球も大半が130キロ台前半にとどまり、勝負強さが影を潜めた。

 今春選抜準優勝の報徳学園(兵庫)を下した63年ぶりの初戦突破が、旋風の始まりだった。創成館(長崎)との2回戦で107年ぶりの夏2勝を挙げ、3回戦では夏の甲子園大会史上初のタイブレーク2連勝で早実を退けた。選手20人のうち島根出身者19人の公立校が名だたる強豪を連破し、満員のアルプス席をはじめ球場全体から大声援が沸き起こる「大社旋風」を起こした。

 「愛されているのだなと思いました。幸せな場所でした。高校野球って凄い」。そう話した馬庭は、進路については明言せず。今はとにかく、計492球を投じて「100歳甲子園」に強烈な記憶を刻みつけた疲れを癒やすことが、先決だ。 

 (河合 洋介)

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