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【能見さんが聞く!!】オリックス・宗 後半戦たのむね!!一球一球楽しんで、一試合一試合全力で

スポニチアネックス / 2024年8月20日 5時3分

イニシャルのNとMのポーズを見せる能見氏(左)と宗(撮影・岸 良祐)

 本紙評論家・能見篤史氏(45)が注目のオリックス選手の本音に迫る企画「能見さんが聞く!!」の第4回は、宗佑磨内野手(28)が登場。3年連続ゴールデングラブ賞&ベストナインの実力者は、今季ここまで94試合出場で打率・229、1本塁打、21打点にとどまっている。現在5位のチームとともに苦しんできた心境を能見氏に明かし、シーズン最終盤に向けた決意を語った。 (取材・構成=山添 晴治、阪井 日向)

 能見氏(以下、能見) 本人としては、今シーズンどんな感じでしょうか?

 宗 しんどいです…。僕もそうですし、チームもしんどいシーズンにはなっていますね。

 能見 なかなかうまくいかない時モチベーションも上がってこない。どうコントロールしている?

 宗 最近はもう、めちゃくちゃ楽しもうと。スタメンで出られる機会も少しずつ少なくなって、1週間に3回あるかないか。そうなって、より試合に出るありがたさを感じてきている。1軍で戦うことができる保証もないので、一球一球を楽しんでやろうと最近はなっています。

 能見 自信を持ってやれるところは、ちゃんと持った方がいいと思う。

 宗 そうなんですよね、考え過ぎですね。でも、最近はチャンス(と思える)。こうなっていなかったら気付いていなかったかもしれない。

 能見 チームの雰囲気はどうですか?

 宗 雰囲気は良くも悪くもかもしれないですけど、あんまり変わっていないですね。負けているんで、何かを変えないといけないのかもしれないですけど。

 能見 ミーティングはしてない?

 宗 ありましたよ、能見さんも(現役時に)しましたよね?みずほペイペイドームで安達さんたちがやろうと言って。選手で集まって、そういうのはありました。

 能見 そういうのって、結構必要。

 宗 どうしても、やっていると方向性が個人個人になってしまうところも、うちのチームはある。そういうのをまとめてくれる人が必要です。ビシッて言う人がいないってのはあるかな。

 能見 いろんな苦労もして失敗もして大きくなっていく。割り切らないと、あんまり考えて迷って、自分のいいものまで消していくのはプロ野球選手あるあるだから。

 宗 あるあるなんですか?能見さんはなさそうですけど。顔色を変えない意識はしていたんですか?

 能見 自分の感情もマウンドに持って投げている分、反動も大きかったので、家に帰ってずっと落ち込んでいた。でも、それだといい方向には必ず進まなかった。反省して前に自分で踏み出さないといい方向にはいかない。仕事の人間とプライベートの人間と、球場に来たら分けていた。

 宗 よく“暗い”と言われてたので、今年ここまでうまくいかないことばかりで。そういうのが僕はもろに顔に出るタイプ。分けないといけないですね。最近ようやく気が付いたので、ちょっと遅かったですね。

 能見 それに気が付いて自分でできるのは、人間的に成長しているよ。残り試合は少ないけど、どうですか。

 宗 出るからには成績とか関係なく、自分のできることを全力でやっていかないと。チーム的には、一試合一試合全力で戦っていくしかないですね。まだ残り35試合あるので、全員が一つの方向を向いて戦っていきたいと思います。

 ◇宗 佑磨(むね・ゆうま)1996年(平8)6月7日生まれ、神奈川県出身の28歳。父はギニア人、母は日本人。横浜隼人では甲子園経験なし。14年のドラフト2位でオリックス入団。2年目の16年に1軍デビュー。チームがパ・リーグ3連覇した21~23年は、三塁レギュラーでベストナインとゴールデングラブ賞受賞。1メートル81、83キロ。右投げ左打ち。

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