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【甲子園】東海大相模・寺腰芽衣マネジャー 兄の夢継ぎ原監督に直訴入部 もっとチームの力に

スポニチアネックス / 2024年8月20日 5時3分

兄に続いて原監督の指揮する野球部に入部した寺腰さん(左)(撮影・柳内 遼平)

 ◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 東海大相模1―2関東第一(2024年8月19日 甲子園)

 【声援よ君に届け】入学から4カ月、最初の夏が終わった。三塁側アルプス席の東海大相模・寺腰芽衣マネジャー(1年)は「もっとチームに必要と思われるようになりたい」と誓った。

 甲子園は兄妹の夢だった。原監督率いる東海大相模以外に入るつもりはなかった。5学年上の兄・大輝は、東海大静岡翔洋で原俊介監督の下、外野手としてプレー。最後の夏は静岡大会決勝で敗れ、甲子園の土を踏むことはできなかった。「お兄ちゃんや仲間たちの思いを継ぎたい」と決心した。

 思いは人を動かす。中3だった昨春から、原監督が指揮する東海大相模の試合を観戦。試合後に出待ちして「野球部に入りたい」と直訴するも手応えはない。「寺腰の妹」というだけで入れるほど甘くなかった。それでも観戦を続け、野球規則の勉強にも励んだ。情熱は増し「出待ち」で監督に訴える表情、言葉は少しずつ迫力を増した。今春の入学後、1カ月の仮入部を経て、原監督に呼ばれた。「チームの一員になるか?」。ずっと待っていた言葉だった。

 アルプスで終えた最初の夏。「お兄ちゃんもこの景色を見たかったんだな」と心に刻んだ。三重から越境入学した先輩の岡村日和マネジャー(3年)が、今大会はベンチ入り。「先輩みたいになろう」。新しい目標ができた。(柳内 遼平)

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