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【セーリング】岡田奎樹「期待して見ていてください」 種目変更を示唆 4年後のロス五輪目指す

スポニチアネックス / 2024年8月20日 19時28分

会見に臨んだ岡田、吉岡組(撮影・中村 和也)

 パリ五輪のセーリング混合470級で銀メダルを獲得した岡田奎樹(28=トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(33=ベネッセ)組が20日、神奈川県の江の島ヨットハーバーで会見し、21日から同ヨットハーバー沖で行われる全日本選手権を最後にペアを解消することを明かした。

 21年東京五輪後からペアを組んできた2人にとって今大会がラストレース。岡田は「みんなに何か還元できる技術だったり、価値観だったりを提供したい。感謝祭じゃないが、そういう意味合いも込めた大会にしたい」と有終の美を見据えた。

 種目変更の可能性を含ませつつ「もう1段上のメダルを目指したい。期待して見ていてください」と4年後のロサンゼルス五輪を目指す意向。これまでOP級などを経験してきた。「まだ全然どの方向性ってことではなくて。五輪は乗りと勢いでやれない。しかも乗りと勢いって言えるような年齢でもなくなってきているので、いろいろとあるのかなと思う」と語った。

 岡田、吉岡組は昨年8月にオランダ・ハーグで開催された世界選手権で優勝するなど、パリでも金メダル候補に挙がっていた。3月の470級世界選手権で3位、今月のプリンセスソフィア杯で9位となり、五輪出場権を獲得。混合470級はパリ大会からの新種目で、五輪出場は岡田が2大会連続2度目、吉岡が3大会連続3度目だった。

 ▼混合470級 全長4メートル70センチの2人乗りのヨットで、海面に設けられた「マーク」と呼ばれるブイを決められた順序で回りながら順位を競う。舵取りや一番大きな帆の操作を行う「スキッパー」と、体全体を使ってヨットのバランスを取る「クルー」に役割が分かれる。

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